ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

福岡市獣医師会のナイトセミナーに行ってきました。

こんばんは、獣医師の中尾です。

首里城のニュースを見て、目が一気に覚めました。

大学生の時に行ったのが最後で琉球の歴史を感じられる場所だったので、

なるべく早くまた見られるようになればいいなと思います。

 

福岡市獣医師会のナイトセミナーに参加してきました。

今回御講演してくださったのは、

10月7日に開院したばっかりの太宰府西犬猫クリニック藤原昌雄先生でした。

泌尿器がご専門の凄い先生なので、困ったら頼る先生が増えてくれてありがたいです。

内容は「泌尿器領域の外科的エマージェンシーへの緊急対処法」についてで、

ざっくり言えばオスなら腎臓から陰茎、メスなら腎臓から膣の手術が必要な時についてのお勉強でした。

 

まだまだ自分の知らない世界があったのでワクワクしました。

超音波技術の進歩や動物用フードの変化によって、

泌尿器疾患も発見することが多くなったように感じられます。

 

透析や腎移植は値段や倫理的問題も含めて難しいところもあるため、

なるべく早期発見、早期治療を目指します。

(藤原先生の病院では透析も可能なため、希望の飼い主様には紹介することもあるかもです。)

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

福岡フォーラムセミナーに行ってきました。

こんばんは。

獣医師の中尾です。

 

先日日本臨床獣医学フォーラムの福岡セミナーに参加してきました。

今回のテーマは、犬の血管肉腫でした。

 

血管肉腫は血管の細胞ががん化したものです。

わんちゃんに多く、多くが脾臓で発生します。

肝臓やお腹の中、心臓、その他もろもろに転移していくのはもちろんですが、

かたまりが破れることで急性出血を起こすことがあるため注意です。(急にぐったりする、意識低下など)

慢性的にじわじわ出血することもあります。

 

なかなか症状が出ることも少ないこともあり、

見つけた時にはかなり大きくなってしまっていることが多い気がします。

急変することもあるため、特にシニアの子達は、

血液検査はもちろんお腹の超音波検査を含めた健康診断を実施した方が良いかもしれません。

 

 

余談ですが

自分も健康診断に行かないといけないため、ドキドキしています。

食生活がだらしないので・・・笑

 

福岡動物メディカルパーク  リヴ動物病院

腹腔鏡下(ラパロ)避妊手術をしたあんずちゃん

手術報告 2019.11.17 UP DATE.

先日、避妊手術をしたあんずちゃんです。

アニメの世界から飛び出してきた、可愛いあんずちゃん。Be Happy!

あんずちゃんは腹腔鏡(ラパロ)を使った傷口の小さい手術のご希望でした。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、手術を無事完了しております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術をしたハルちゃん

手術報告 2019.11.12 UP DATE.

先日、去勢手術をしたハルちゃんです

ウルウルお目々と小さいお鼻。長いもみあげも可愛いです。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

急に元気と食欲がなくなったレオちゃん

先日、急に2、3日元気と食欲がなくなって、なんだかフラフラしていると来院したのは

羊みたいなカットのトイプードルのレオちゃんです。

歩き方をみてみるとどうもフラフラというより、なんだか右後ろ足に違和感があるようでした。

触ってみると明らかに右後ろ足を伸ばすのを嫌がりました。

もっとよく周りまで触ってみると、左のお腹のあたりが広い範囲で硬く腫れています。

そこでレントゲン検査とエコー検査を行ってみることにしました。

 

すると

 

腫れている部分の中心にはっきりと写る異物があります。

エコーでよく見てみると、この異物の周りに液体が溜まっていて、

それはお腹の中ではなく腹壁と皮膚の間であるようでした。

また、血液検査でもかなり激しい炎症が起こっていることがわかりました。

 

異物が金属様で硬そうで腹壁に穴を開けかねないこと、炎症が強く本人の状態が悪いことなどから即日手術となりました。

まずは異物の方にアプローチしてみると、筋間の膿瘍の中から針金(結束バンド?)のようなものが出てきました。

念のため、お腹も開いて確認してみると、

ちょうど膿瘍ができていた部分の反対側に小腸が癒着していました。

かなり怪しいので剥がしてみると

小腸に穴が開いて、膿瘍とつながっていました。

異物はなんとお腹の中から外に飛び出してきたもののようです!

最終的に小腸の一部切除と腹壁瘻管の切除・閉鎖、膿瘍の洗浄を実施しました。

 

術後は順調に元気に回復してくれました!

もう食べないでね!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術をしたゼンちゃん

手術報告 2019.11.06 UP DATE.

先日、去勢手術をしたゼンちゃんです

大きなお耳と真っ黒なお鼻、ちょっと落ち着かない雰囲気も愛しいです。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

お尻が気になるノエルちゃん

昨日から急にウンチを床に擦りつけたり、しきりにお尻を舐めたりしていると来院したのは、

サイベリアンみたいな立派な毛並みのノエルちゃんです。

毛並みも立派ですが体も立派で、太り気味でした。

お尻が痛いのかやや元気がないそうで、

下痢でもしてお尻が気持ち悪いのかと思いましたが、

うんち・おしっこに問題はなさそうとのことでした。

 

実際にお尻を見てみると

写真は軽い洗浄後ですが、うんちですっかりかぶれてしまっていました。

身体検査に加えてエコー検査、直腸検査を実施しましたが、少し肛門腺液が溜まっていた以外に著変はありませんでした。

 

以上のことから、今回のトラブルは毛足の長さと肥満によって、

」お尻が不衛生になってしまったことが発端ではないかと推測されました。

そこで、まず病院で綺麗にお尻周りの毛刈りと洗浄を行い、自宅でお尻周りのかぶれの治療を実施し、

さらに並行してダイエットを頑張ることになりました。

 

ダイエットは動物病院と飼い主さんが協力して一緒に頑張ることが成功の秘訣だったりします。

ダイエット頑張っていきましょうね!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術をした皇平ちゃん

手術報告 2019.11.02 UP DATE.

先日、去勢手術をした皇平ちゃんです。

まだあどけない子猫の皇平ちゃん。 やんちゃそうなまあるいお目々です。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

肛門の周りが腫れたペコちゃん

皆さんこんにちは。

獣医師の中尾です。

最近肌寒くなってきて、窓を開けるのをやめました。

季節の変わり目なので、飼い主様もわんちゃん、ねこちゃんも、

体調崩さないように気をつけてください。

 

 

ドッグトレーニングから2週間ぶりにお家に帰ってくると、

肛門の周りが腫れているとのことで来院したペコちゃん。

 

お尻を気にしてなめているとのことでした。

見て見ると・・・

赤丸のところが肛門で、ピンク丸が腫れている部分です。

膿が出てきているのがわかります。

これではまだ見づらいので毛刈りをしました。

ピンク丸のところに穴(瘻孔)ができています。

また左下付近が青紫色に見えるため、内出血もあるかもです。

写真ではわかりませんが、触ってみるとコリっとした硬さ(硬結感)がありました。

 

場所と症状、そして穴から膿が出ているため右側肛門線破裂と診断しました。

肛門線についてはこちらのブログに載せているため見てください。

お尻を1週間ひきずって歩くわんこ

これが実際に絞った肛門線です。

右が右の肛門線、左が左の肛門線です。

粘土状で、流動性が少ない肛門線がでました。

白色の部分が混ざっているため、炎症が起こっていると考えられました。

 

実際に顕微鏡で見て見ると・・・(簡易染色、Diff-Quick)

たくさんの炎症細胞がとれてきました。

以上より、

肛門線貯留→肛門嚢炎(感染などが原因)→肛門線破裂→お尻の皮膚に穴形成

と考えられました。

 

洗浄実施し、抗菌薬と痛み止めを処方し、

治療終了としました。

 

10日後です。

穴(瘻)があったピンク丸で囲んでいるところは塞がってきました。

バリカンまけで気にしたのか、なめてしまったあとが

青矢印のところに見られます。

ただもうかさぶた(痂皮)ができているため、特に追加の治療はありません。

 

トリミングで絞ってもらっていない子は注意してくださいね!

お尻をこする、気にする子はすぐ相談してください。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

腹部超音波セミナーに行ってきました!

皆さんこんばんは。

獣医師の中尾です。

 

台風19号が近づいてきました。

今回福岡は影響が少なそうですが、

県外に親族や友人などの大切な人がいらっしゃる方も多いと思われるため、

大きな被害が出ないことを祈ります。

 

先日超音波(エコー)セミナーにいってきました。

日本小動物医療センターの戸島先生による貴重なご講演でした。

学生時代にもお会いさせていただいたことがあるのですが、

その時と同様に、シンプルでとても分かりやすい内容でした。

 

近年超音波装置の技術が進歩し、

よりたくさんの臓器を、より詳細に検査することができるようになりました。

もちろん、超音波のみで全ての病気を見つけることはできません。

しかし、今までより情報量が増えることは良いことだと思います。

 

病気を早期に発見することで、健康寿命(高いQOLを維持できる期間)が延長し、

家族の方と一緒に過ごす時間が増える可能性があります。

また、発症する前から、予防的に経過をおっていくことで、

病気が発覚する時までに心の準備をする時間を持てること、

病気かもと疑うことで日常の観察力が鍛えられます。

 

健康と飼い主様が感じていても、

見えないところで徐々に病気の芽が育っているかもしれません。

私たち人も、人間ドッグや健康診断で異常が見つかることも少なくありません。

体調が悪化した時に検査より、そうなる前に検査の方が、

お互い素敵な時間を過ごせる可能性が高いと思います。

 

当院では気軽に超音波検査を実施しているため、

1年に1回の健康診断にいかがでしょうか??

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

結膜炎と外耳炎の又八ちゃん(後編)

皆さんこんばんは。

獣医師の中尾です。

世界陸上を見て、走ろうかなと思いましたが、

家の猫に阻まれ(なでろなでろ攻撃を受けました)、断念しました。笑

そして大きく成長した又八ちゃんが来院されたことで、

後編をアップしていなかったことを思い出しました。焦

 

 

前回結膜炎についてお話しさせていただきましたが、

次に後編のお耳(外耳炎)です。

 

目と耳がぐちゅぐちゅしているとのことで来院された、

エキゾチックショートヘアーの子猫の又八ちゃんです。

左のお耳がぐちゅぐちゅで耳の周りの毛が汚れています。(耳だれ、耳漏)

 

耳だれを顕微鏡で見て見ると、

青色の丸いお団子みたいな細菌がたくさんとれました。

下の方の写真では、好中球(白血球の一員)が細菌をやっつけている(貪食像)のも

見つかったため、細菌性外耳炎と診断しました。

目と耳両方で感染がありそうなため、

抗菌薬の目薬と飲み薬を処方しました。

 

目は1週間後にばっちり治りましたが、

耳がいまいちよくなってませんでした。

 

そこで耳まで抗菌薬の効果が届いていない可能性と、

耳の細菌に抗菌薬が効いていない可能性(耐性菌の存在)を考えました。

細菌の検査は高価なこともあるため、先に点耳の抗菌薬を試すことにしました。

(飲んでいた薬と同じ種類の抗菌薬を点耳薬として処方)

 

1週間後耳垢も耳だれも半分くらいに減りました。

耳の中の細菌も減少していました。

しかし、そこから2週間経過しても完全に良化はしませんでした。

 

当院では毎回オトスコープ(耳の中を見るカメラ)を用いて耳の穴の中をチェックしています。

そこで耳の中をいつも通りにチェックしてみると

かなり見辛いですが、ポリープ状のものが確認されました。

最初の段階では確認できていなかったため、炎症が続いたためか?と考えました。

 

それから1週間後の再診で、

ポリープと耳垢は変わらずでした。

ひとまずいつも通りに掃除していた時に、

又八ちゃんがぶるぶる頭を振ると・・・・

 

ポロっと

何かが保定をしていた看護師さんの方へ飛んでいきました。

よく見てみるとポリープでした。

念のためポリープを病理組織学検査を実施しました。

(できものや内臓などを見てもらい、確定診断をする検査です)

結果は鼻咽頭ポリープでした

悪いものではないですが、再発することもあるため注意は必要です。

先天性(生まれつき)の可能性もあり、

もしかしたら最初の段階では小さくて見落としていたのかもしれません。

 

その後耳は劇的に改善し、ポリープの存在による構造的なトラブルが一番の原因だったと考えられます。

2ヶ月近く経った今も耳は落ち着いています。

 

今回はぽろっととれたため、良かったですが、

取れなかったり、多発(たくさん)性であれば手術も考えなければいけませんでした。

 

子猫を飼い始めた飼い主様の皆さん、

可愛いねこちゃんのお耳はきれいでしょうか??

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

金具を飲み込んじゃったSOYちゃん

みなさんこんばんは。

獣医師の中尾です。

ゴルフを始めたことで、3年ぶりに日焼けして、

健康的な肌になったなと感じる今日この頃です。

 

今回のテーマ、異物(誤食)は若い子に多い病気です。

特に誤食癖のあるわんちゃん、ねこちゃんは繰り返すことが多いです。

胃内異物であれば、吐かせる処置(催吐処置)や内視鏡、手術があり、

胃を超えて腸までいってしまうと、

内視鏡が届かないことがほとんどで、手術がメインになります。

 

今回服についているボタンの金具を食べてしまったとのことで来院されたSOYちゃん。

確認のためX線撮影すると、真ん中に周りより白く光るリング状のものが見えます。

X線では金属や骨が白く、水や空気が黒く見えるため、

胃内にボタンがあることがわかりました。

胃内に存在し、吐いても詰まったりする危険性が低いため、

催吐処置を実施しました。

 

当院では腕の血管(橈側皮静脈、人にもあるんですね!笑)に、

留置針と呼ばれる針を使ってプラスチックの管を血管内に入れます。

そこから催吐作用の効果がある薬を血管内に入れて吐くのを待ちます。

基本的には注射後5〜10分で吐きますが、1割未満の子で吐かない子がいるため、

その時は内視鏡を提案します。

催吐作用は帰る頃にはほとんど消えているため、大きな心配はありません。

帰宅後ご飯も普通に食べられます。

ただし、ごく稀に発作が起こることがあるため、てんかん(発作持ち)の子には使えません。

 

SOYちゃんもしっかり吐くことができて、下の写真のように

ボタンとプラスチックや繊維の破片がでてきました。

今回のように「食べた!」と思ったものだけではなく、

他のものもよく出てくるため、飼い主様が思っているより多く、

食べてはいけないものを食べていることが多いため注意しましょう。

また金属と違って、X線では発見が難しいのでお家での観察が大切です。

 

異物だけではなく、お薬や家族の方の食事やおやつなど、

わんちゃんやねこちゃんに有害なものを食べてしまうことも多いため、

注意していきましょう。

 

何か食べたのが間違いない時はできるだけすぐに病院にきてください。

時間が経てば経つほど腸へと進んでいき、手術が必要になってきます。

また腸に詰まって腸が腐ってしまったり(腸閉塞、腸壊死)、

腐った腸からうんちが漏れてしまって命に関わる可能性もあるため、

不安に感じたら気軽にお電話ください。

 

最大の予防は届くところに置かない!これが全てです。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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