ブログ・お知らせ診療日誌

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

アレルギー性皮膚炎を疑ったクリちゃん

診療日誌 2016.07.12 UP DATE.

「目の周りが赤くなっている」とのことで来院されたのは猫のクリちゃんです。

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クリちゃんは以前、ノミアレルギーの既往歴がある猫さんですが、今回の症状はノミアレルギーを疑う皮疹ではありません。

約7日ほど細菌性皮膚炎の治療反応がないことと皮膚糸状菌の検査も陰性であること、さらに症状が落ち着かないことから食物アレルギー性皮膚炎を疑い除去食療法を開始しました。

同時にアレルギー性皮膚炎の治療も併用したところ、

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7日間で随分と落ち着いてきました。

その後、3週間後には

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痛々しかった傷もほとんど治ってくれました。

今後は、食事治療を続けながら経過を観察していく予定です。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

水下痢が続いていたモップちゃん

診療日誌 2016.06.26 UP DATE.

先日、ちゃんちゃん焼き(人のごはん)を食べてしまってから水下痢ということで来られたのはトイ・プードルのモップちゃんです。

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元気食欲はすごくあるみたいですが、1日10回位は下痢をしていたそうです。

食べ物の中にはたまねぎも含まれていた為、飼い主さんとお話をして血液検査を行うことになりましたが幸いにも特に大きな異常はありませんでした。

治療は対症療法になりますが、まずはお腹を休める為に絶食をしてもらい、そこからお薬と消化のいいご飯を食べてもらっています。
現在はうんちの回数も減り、形もしっかりとしたいいうんちをしているそうです!

人のご飯にはたまねぎの様に、食べてしまったら中毒を起こすものが含まれています。また今後暖かい季節になってくると食中毒を起こす事もあるので特に気を付けてください。

 

獣医師 平湯

細菌性膿皮症のラムちゃん

診療日誌 2016.06.18 UP DATE.

全身に湿疹ができて、肉球の間も赤くてずっとなめていると来院されたのは、トイプードルのラムちゃんです。

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当院に来られたのは初めてでしたが、とってもおりこうさんでした。

体を見てみると、確かに腹部全体的に湿疹ができていて、ところどころ毛が薄くなっている部分もありました。

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皮膚の検査を行い、湿疹がひどいので感受性試験(効果のある抗生剤を選ぶ検査)まで行うことにしました。

お家で2日に1回シャンプーを頑張ってもらい、抗生剤を飲んでもらって4日後・・・

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腹部の湿疹はすっかりよくなりました!!
まだ少し痒みがあるようなので、今後もサポートしていきたいと思います。

獣医師 酒井

肺炎になったスンギちゃん

診療日誌 2016.06.12 UP DATE.

昨日苦しそうに咳をしていたと来院されたのは、ミニチュア・ダックスのスンギちゃんです。
元気や食欲はあるそうで、今までに咳をしたことはなかったみたいです。スンギ

病院ではすごく元気でしたが、念のため胸部のレントゲンを撮りました。

  

スンギちゃんは4歳ですが、お年の割に肺野が全体的に白っぽく見えます。
診察中は特に咳もなく、心雑音もなく肺音も悪くなかったので、抗生剤と気管支拡張薬をお出しして3日後に来院してもらうことにしました。
ところが、その日の夜に急に具合が悪くなって、夜間病院に行かれ、次の日に再び来院されました。
呼吸は荒く、元気もありませんでしたので、すぐに酸素室に入り、そのままお預かりすることになりました。利尿剤に反応しなかったことと、血液検査で白血球の上昇、炎症の数値の上昇がみられたこと、オーナー様のお話から、化学物質の吸入による肺炎を疑いました。

入院2日目のレントゲンです。
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肺野の透過性が亢進し、心陰影が見えなくなってしまっています。スンギちゃんの様子も呼吸が荒く、ぐったりしていました。

スンギ3

かなり辛そうです・・・

点滴と投薬を続け、入院4日目には食欲が出てきて、元気も出てきました。しかし、酸素室から出すとすぐに呼吸が荒くなっていました。
入院8日目には酸素室の中ではかなり呼吸が落ち着くようになってきました。
入院11日目には酸素室から出ても呼吸が落ち着いているようになりました。

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レントゲンも良くなっています。

点滴と投薬を続けて、入院は約3週間にもなりました。スンギちゃんはお肌も弱く、手作り食を食べていましたが、入院の間毎日オーナー様が面会に来られ、ごはんを持ってきてくださりました。スンギちゃんにもとっても励みになったと思います。

退院後も投薬は続けてもらっており、体調はすごく良く、わんちゃん友達と旅行にも行けたそうです!!

一時は本当にどうなるかと思いましたが、スンギちゃんの頑張りとオーナー様の愛情で奇跡的な回復を見せてくれました。
今後もしっかりサポートしていきたいと思います。

獣医師 酒井

 

 

膀胱結石が認められたゆきむらちゃん

診療日誌 2016.05.20 UP DATE.

先日、「今週に入ってからトイレの回数が多い。あんまり出ていないかも…」として来られたのはキジ猫のゆきむらさんです。

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おしっこが出ていないとの事だったので、すぐさまエコーで膀胱を確認するとおしっこが溜まっていない状態だったので緊急な状態ではないと判断しました。(おしっこが出ていないと、急激に身体の状態が悪くなるので緊急的な処置が必要になります。)

飼い主さんとお話をして、この日はおしっこが溜まるまでお預かりしてからの尿検査と血液検査、エコーまでを行うことになりました。

◎膀胱のエコー

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エコーで膀胱を見てみると約1cmの塊が認められました。
また、尿検査の結果は「ストルバイト」という尿の結石が認められました。

恐らくこの塊は血餅(血の塊)である可能性が高いですが、もしかしたら腫瘤の可能性もあります。

またストルバイトは食餌療法で溶ける可能性が高い尿石ではありますが、飼い主さんと相談した結果、近日中にこの塊を外科的にとる事になりました。

そして手術当日、確認の為のエコーを再度行うと幸いにもこの塊はきれいになくなっていました!
なので膀胱の洗浄を行って帰ることになりました。

◎膀胱洗浄を行っているところです

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ゆきむらちゃん、お腹を開けての処置がなくなってよかったです。
今後は食事療法で再発がないようにしていけたらいいですね!

 

獣医師 平湯

カリシウイルス感染症のみかん・りんご・マロンちゃん

診療日誌 2016.05.16 UP DATE.

「4日くらい前から元気食欲がなく、鼻がただれてるみたい」とのことで来られたのは7ヶ月齢のみかんちゃんでした。
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↑初診時のみかんちゃん

診察をしてみると、鼻先はもちろんですが口内全てが腫れ上がってただれていました。

お話を聞くと、みかんちゃんはたまに外に出る生活をしていて、伝染病のワクチンも未接種でしたので、このような場合最も疑うのは「カリシウイルス感染症」です。

更にお聞きすると兄弟猫もあと二匹おり、その二匹も少し様子がおかしいとのことでしたので、診察を受けることをお勧めし、みかんちゃんはウイルスの検査を含めた身体のチェックと入院管理による特別治療を実施することになりました。(当院は特別入院室を完備しており、伝染病が発症した場合、他の子に伝染しないように最大限の配慮をしながら治療をすることができます)

当初みかんちゃんは、口が痛くて食事を取ることが一切できない状態でしたが、7日間の看護と入院治療で食事が取れるようになりました。

その間、ウイルスの検査も陽性の結果で、他の子も発症してしまいましたが、他の二匹はなんとか通院治療で回復させることができました。

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↑初診時のマロンちゃん

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↑調子が良くなってきたみかんちゃん

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↑調子ばっちりになった、りんごちゃん

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↑こちらも調子ばっちりになった、マロンちゃん

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↑最後のショットはうっとり顏のみかんちゃんです。

この子たちは調子が良くなってから、しっかりワクチンを接種したので、もう大丈夫です!

最近は伝染病の発生が少なくなってきましたが、一旦発症するととても大変なので、皆さんもワクチン接種はしっかりしてあげてくださいね。

獣医師 佐藤

迷子になった麗王ちゃん

診療日誌 2016.05.12 UP DATE.

今回は、迷子になっていたミックスの麗王ちゃんのお話です。

とっても人懐こくておりこうさんな麗王ちゃんです。

5日間ほど迷子になっていて、帰ってきたときにはすごく痩せていて、足もびっこをひいていて、下痢をしていたということです。

まず足を見てみると、左前肢の皮膚に穴が開いて、そこから出血していました。

毛刈りをしてきれいに洗って消毒をして、数日間抗生剤で様子を見ることにしました。本人も気にしているということだったので舐めないようにカラーもつけてもらうことにしました。

次に下痢ですが、糞便検査を行うと、鞭虫の虫卵が多数見られました。

鞭虫は汚染された土や食べ物を食べることで経口的に感染します。

鞭虫に感染すると、腹痛や食欲減退、下痢、消化管出血などがおこります。

麗王ちゃんも下痢と少し食欲が落ちていました。3日間駆虫薬を飲んでもらって、2週間後に再検査を行いましたが、鞭虫の虫卵はいなくなっていました。

元気、食欲も戻って、体重も増えていました。

前脚の傷もすっかり良くなりました。

今回は無事帰ってきてくれたのでよかったですが、みなさんも脱走や迷子にはお気を付けください。

獣医師 酒井

ジアルジア症のチャックちゃん

診療日誌 2016.05.10 UP DATE.

今回はチワワとダックスのMIX犬のチャックちゃんのお話です。

チャックちゃんはペットショップにいるときからお腹がゆるいとは言われていたみたいですが、お家に来てからも水下痢が続いていたので、来院されました。

チャックちゃんはとってもおっとりしていて、診察中でもうとうとするくらいの余裕をみせてくれます。

うんちの検査をすると、ジアルジア抗原が陽性でした。

直接トマツでもジアルジアの栄養体が多数みられました。

ジアルジアは主に子犬さんに感染することが多く、感染すると下痢がよく見られます。また、経口感染により人や他の動物にも感染するので、飼い主様や同居犬がいる場合には特に注意が必要です。

チャックちゃんにも同居のクロエちゃんがいるので気を付けていただきました。

3日間駆虫薬を飲んでもらい、その間にお薬を飲まなくなったり、食欲が落ちて入院したりといろいろありましたが、駆虫薬を飲んで2週間後の検査では、ジアルジア陰性になっていました。

うんちもコロコロした良いうんちが出ていますし、元気・食欲もあって体重も増えました!!

このまますくすくと成長していってほしいと思います。

獣医師 酒井

ガラスで怪我をしたロイちゃん

診療日誌 2016.05.06 UP DATE.

先日、割れたガラスで怪我をしたと来院されたのはロシアンブルーのロイちゃんです

おとなしいロイちゃん。怪我をした足を触っても全く怒ったりしませんでした。

傷口を見てみると…

皮がベローンとはがれてしまっています。

傷口を縫った方が治りが早いだろうと判断し、お預かりして縫合処置を行うことにしました。

↑ 処置後

なんとか皮膚は寄せることができました。

3日後

傷口はきれいでした。このまま順調に経過してくれれば良いのですが・・・

 

そして抜糸の日です

傷はしっかりきれいにくっついてくれていました。

ロイちゃんは怪我をしてすぐに来院されたので、処置後の経過も良く、傷もきれいに治ったので良かったです。

獣医師 酒井

前立腺膿瘍になった小次郎君

診療日誌 2016.04.21 UP DATE.

「昨日の朝から元気と食欲がない」とのことで来院されたのは14才のダックスフンドの小次郎君です。

お話をお聞きすると、先日、お知り合いが飼育できなくなって引き取られたそうです。

診察をしてみると確かにぐったりしていたので、各種検査を実施してみると前立腺部が熱を持ち腫れ上がっていました。

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前立腺の位置とエコー初見

 

前立腺はオス犬の膀胱後方に位置する副生殖腺で高齢になると前立腺の肥大を起こし、悪化するとのう胞の形成や化膿して膿瘍を引き起こします。

今回の初見から「前立腺膿瘍」と診断し、まずは応急処置として前立腺内に溜まっている膿の吸引処置を行い、入院療法で状態安定に努めました。

治療開始して5日目で状態が安定したので、治療及び再発予防のために去勢手術を行い、同時に上顎犬歯の場所で口鼻孔瘻を形成していたので抜歯を行いました。

 

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↑抜歯後の口の状態と処置翌日の様子

 

その後は、継続してお薬を飲みながら状態の安定化に努めましたが、1.5ヶ月でのう胞もほぼ消失したので治療を終了しました。

 

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↑前立腺内ののう胞の様子

小次郎君は、軽度の会陰ヘルニアと胆嚢も若干濁っているので、定期検診を続けながらサポートしていきたいと思っています。

避妊手術を行ったもみじちゃん

診療日誌 2016.04.19 UP DATE.

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先日、避妊手術を行ったのはmixのもみじちゃんです!

人が大好きで、とっても美人さんでした♪♪
当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。

 

会陰ヘルニアのカゲトラちゃん

診療日誌 2016.04.17 UP DATE.

3月の上旬にうんちがいつものように出なくなった事で来院したのは、M・ダックスフンドのカゲトラちゃんです。

お話しを聞くと、3月の頭はいつも通り過ごしていたけどうんちをする時に今まで聞いたことないような鳴き声で鳴いたそうです。

その次の日からは排便姿勢はとるけどうんちはほんの少ししか出ず、血も一緒に出るようになり、食欲もなくなったそうです。

その後血液検査、レントゲン検査、直腸検査のを行い「会陰ヘルニア」と診断しました。

会陰ヘルニアとは、お尻を覆っている膜(お尻の筋肉で構成されています)が脆弱化することによって、骨盤内や腹腔内の臓器が脱出した状態のことです。

主に5歳以上の去勢していない雄犬で発生頻度が高いと言われています。

カゲトラちゃんは13歳という高齢でしたので、数日点滴で体調を少し整えてからの外科処置となりました。

◎手術前の状態

手術前に造影剤を使用してのレントゲン検査を行うと、前立腺という部分が腹腔外に出ていることが確認されたのでその整復術も併せて行いました。

↑本当はお腹の中に位置しておかなければならない部分がお腹の外(お尻部分)に出てしまっています。

◎手術後

痛々しいですが、カゲトラちゃんも手術に耐えてくれました!!

退院時には散歩に行く時はしっぽフリフリして喜んでくれるほど体調も持ち直してくれました!

◎抜糸後の様子

表情も元気になって本当によかったです!これからもカゲちゃんをしっかりサポートしていきたいと思います。

 

また、会陰ヘルニアは男性ホルモンが関連しているものと考えられているので、雄犬では去勢がこの病気の発生率を抑えてくれるものと考えられています。

去勢をしていないワンちゃんがいたら、早めに去勢することを強くお勧めします。

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