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腎嚢胞切開を行ったタロちゃん

診療日誌 2017.05.30 UP DATE.

一年前から右側の腎臓に嚢胞が確認されていた15才のチワワのタロちゃん。

定期検診で、その嚢胞が徐々に大きくなっていることが分かり、本来の腎臓が圧迫されてしまっていました。


↑エコー検査所見。黒い部分が嚢胞(本来の腎臓は押し潰されてしまっている)

タロちゃんは加齢に伴って心臓も肝臓も悪くなっていましたが、このままでは右側の腎臓の機能が失われ更に今後も大きくなる嚢胞で他の臓器にも障害が出る可能性がありました。そこで飼い主の方と相談し、嚢胞の表面を外科的に切開し液体が貯まらないようにする手術を実施することになりました。


↑腎嚢胞切開後の手術所見

腎嚢胞切開が無事に終了しその他に異常がないか確認したところ、右側肝臓の内外側の表面が腫瘍を疑わせるような形状をしているのを確認しました。


↑表面が不整な肝臓表面

手術時の所見では完全切除が難しい場所でしたので、今回は一部を切除し病理検査を実施することにしました。

術後の経過は順調で、嚢胞で圧迫されていた右側腎臓も大きさの縮小が認められましたが、形状をなんとか維持することができました。

肝臓の病理検査も良性病変との診断でしたので、みんなで一安心です。

今後もサポートを頑張っていきます。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

担当:獣医師

佐藤 誠剛

開院以来、安心して通っていただけるよう、ペットと飼い主様に寄り添った親身な医療を心がけてまいりました。これからも「家族の一員であるペットたちを病気から守り一日でも長く元気で健康に暮らしていけるように」を信条に、真心を込めた診療に携わってまいります。
「共に過ごす毎日はかけがえのない時間 」大切なペットたちの生涯は、私たちの人生の時間の中で限られた時間です。私たちは、共に生きてお互いが喜びを感じる日々を常に願っております。 (リヴ動物病院の「Live」の由来も同じ意味を持ち、思いを込めて名付けました )

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