先日、歩き方がおかしいと来院されたのはラブラドールの首領(ドン)ちゃんです。
ドンちゃんはとっても懐こくて、いつも病院に来るとみんなにあいさつしに来てくれます。
飼い主さんが肩のところが腫れている気がすると言われ、触ってみると確かに右肩のつけねのところにできものがありました。
処置前
わかりにくいですが、右肩のつけねと脇腹に腫瘤があります。
摘出後
肩のところは筋肉の間に腫瘤が入り込んでいたため、筋肉を切開して摘出しました。
摘出した腫瘤
こんなに大きな腫瘤でした!
ドンちゃんは他にも鼠径部や腹部に腫瘤があり、麻酔が安定していたので、全部摘出しました。
↑ 鼠径部の腫瘤を摘出しているところです。
半導体レーザーを使って焼き切っていきます。
術後の経過も順調で、3日後の再診では傷口もきれいでした。
術後2週間で、すべて抜糸はできました!!
歩き方も以前のように戻り、術後の経過も順調です!
脂肪腫は良性の腫瘍ですが、できた場所や大きさによっては歩き方がおかしくなったり、
日常生活に支障がでる場合があります。
日頃からわんちゃんとたくさんスキンシップをとりながらボディチェックをしてもらって、
少しでも気になるところがあればお早めにご相談ください。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院