今日は耳にダニがついた!と来院された、チワワのまろちゃんのお話です。
実際の耳の中にダニがいるのか?と見せてもらうと、このようなものが付いていました。
おそらく、ダニではなさそうですね!
ただ、まろちゃんの怖がりな性格上これ以上の触診や視診が厳しかったので、飼い主さんとお話をして鎮静をかけてしっかりと検査を行い、その後切除を行うことになりました。
この場合は、実際にこの腫瘤の根元がどこからなのか、大きさはどのくらいなのかを判断してから切除の方法を決めることになります。
まろちゃんはレーザーによる蒸散処置を行いました。
処置後の写真はこちらです。
数日間、お薬と耳を自分自身で触らないようにするためにアニマルカラー(輪っか)をしてもらい、耳掃除も同時に行って管理していきました。
途中で、カラーを外して過ごしていた期間があったみたいでお耳を自分で掻いてしまい赤くなっているところがありました。(下の写真)
その後はカラーを徹底してもらうと、傷口も収まり現在は休薬しています。
まろちゃんは、摘出した腫瘤を病理検査に出していませんが、ご希望があれば出すことができます。
お家のわんちゃん、ねこちゃんの出来物(腫瘤)でお悩みがある方は、いつでもご相談ください。
獣医師 平湯
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院