こんにちは。
獣医師の中尾です。
最近親戚の小学生のお勉強を見ていますが、
自分が小学生の時より明らかに進んだ内容をしているため、
ゆとり世代なのを再認識させられました。
社会の歴史も少し変わっているのが新鮮でした。
普段獣医学の勉強しかしていないため、(さも毎日勉強しているかの様に書いていますが)
違う分野の勉強をするのは良い刺激になります。
特に好きなのはなぞなぞです。
もっと頭柔らかくなりたいなと思います。
今回は皮膚病で困っているわんちゃんの治療法の1つである足しゃぶしゃぶの紹介です。
現在皮膚病にかかっている(お耳のトラブルも含む)多くのわんちゃんが、
苦しんでいる原因の多くはアレルギーです。
大雑把に説明すると、アトピーか食事アレルギーになります。
このお話しをしだすと、3回分くらいの長文になる気がするため、
今日は省きます。(笑)
ちなみに当院は九州では数少ない、
皮膚科認定医による皮膚科専門診療を月1回実施しています。
皮膚でお困りな方は是非お声がけください。(当院に通われていない患者様でも構いません)
アレルギーのわんちゃんは、手足先端が痒くなることが多く(7〜8割のわんちゃんで見られます)、
赤くなったり、腫れたりすることがあります。(肢間炎、下の写真です。)
この時多くの場合マラセチア(=酵母様真菌、カビの一種)が増えていることがあります。
マラセチアは今ある炎症をより悪化させ痒みサイクルをより加速させます。
そのため、炎症(アレルギー)の原因を改善すると共に感染を除去する必要があります。
もちろんお薬を飲んでもいいですが、
副作用が最小限で済んで、費用も少なめな、消毒がおすすめです。
当院では、クロルヘキシジンやポピドンヨードを使用することが多いです。
消毒の方法は、乾綿やコットンに消毒薬を染み混ませて拭く方法と、
足先であればひたす方法があります。(これが”足しゃぶしゃぶ“です)
性格や体格にもよりますが、小型犬やおとなしいわんちゃんであれば、
下の写真のように消毒をすることが可能です。
当院の皮膚科診療のモットーは“薬を使わずアレルギーを治す”なため、
消毒やスキンケア、腸内細菌等、通常皮膚科治療のみではなく、
多方面から治療に取り組んでいます。
ご興味がある方はスタッフまでお声がけください。
福岡動物メディカルパーク
福岡動物アレルギーセンター
リヴ動物病院