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パルボウィルスに感染したハクちゃん

獣医師スタッフブログ 2016.10.06 UP DATE.

今回は、嘔吐が続いて元気も少ししかないということで来院された生後4ヶ月齢のハクちゃんのお話です。

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来院された当日の朝に1回嘔吐して、その後立て続けに3回ほど吐いてご飯も食べていないとのことでした。
前日の昼までは元気に暴れて寝ていたけど、夜からご飯を食べなかったそうです。その他は下痢などもなく、特徴的な所見はありませんでした。

飼い主さんとお話して、その日はお預かりして当院でできる検査をさせてもらうことになりました。

血液検査では特に大きな異常はありませんでしたが、エコーでは腸が肥厚して腸の構造がおかしく見えるところがあったのと少し腹水があったのでこの日は点滴を行って経過観察を行うことになりました。

嘔吐が主訴でこられたら食事内容や感染の他に異物などが体内にないかの判断も、外科手術が必要になってくるのか・内科治療で進めていいのかの指針を立てる上で大切になってきます。

結果的に、ハクちゃんの場合は点滴を行うと全身状態は徐々に良くなり点滴のラインで遊ぶくらいになっていました。
次の日には動きが良すぎて、点滴ができないくらいになったのでやめています。(その後ご飯もペロリと食べてくれるようになりました!)

エコーでハクちゃんのお腹の中の状態の経過を見て、「リンパ節炎を伴う重度な腸炎」とお話しています。
腸閉塞などはありませんでしたが、今後腸炎がひどくなって腸同士が癒着を起こす可能性もあります。

では、一体何が原因で「重度な腸炎」を引き起こしてしまったのでしょうか?

後日、ハクちゃんが下痢をし始めたのでその便を検査センターに出して調べてもらうと、「パルボウイルス感染症」にかかっていることがわかりました!

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パルボウイルスとは、「猫汎白血球減少症」の原因のとなる伝染力の強い感染症で、突然の衰弱、嘔吐、下痢や重度の脱水などの症状を引き起こします。特に子猫では死亡率が高い怖い病気であります。

ハクちゃんは無事に退院して、現在は元気に過ごしていて経過観察中です!
今回のハクちゃんの症状を見ていると、教科書などに書かれてあるようなひどい症状(血便が出たり、白血球が減少したり)ではなかったのですがパルボウイルスに感染しているとわかって、お腹の重度な腸炎の所見と辻褄が合いました。

この病気はワクチンで予防できるので、今後は時期を見てワクチンを打っていけたらと思っています。

 

獣医師 平湯

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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