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目ヤニがひどいまるちゃん

獣医師スタッフブログ 2016.10.18 UP DATE.

ここ1年ほど目ヤニがひどく止まらないと来院したのは、トイプードルのまるちゃんです。

眼の洗浄や抗生剤点眼、保湿点眼を行っていたそうです。

 

瞼が赤く腫れて大きな目ヤニの塊がくっついています。

眼の表面に光沢が少なく、結膜も充血していました。

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検査中の写真です。点眼薬を使った後なので、眼が潤っているように見えています。

角膜に傷はありませんでしたが、白く濁った部分があり、周りから血管が入り込んできていました。

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検査を色々行いましたが、その中のシルマーティアテスト(STT)という涙の量を測る検査で

両側とも≦5mmという重度の涙液量の低下が確認されました。

これより乾性角結膜炎(KCS)、いわゆるドライアイが第1に疑われました。

両側とも瞼が内まき気味なので、眼瞼内反症による涙液を貯める機能の問題も考えられますが、

犬のKCSの原因として最も多い免疫介在性のものであれば、免疫抑制剤の局所投与で涙液量の改善が望めるので、

点眼療法を行って反応を見ることになりました。

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お家での点眼を3種類、まず1週間頑張っていただきました。

眼の光沢が出てきていますし、赤みや目ヤニも少し引きました。

眼の検査はどうしても怖がって嫌がる子が多いのですが、とってもお利口に検査をさせてくれるまるちゃん。

このままどんどん良くなりますように!

 

獣医師 山﨑

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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