チャチャちゃんは、小さい頃から気管支炎の治療などで頑張って治療してきた子ですが、やっと落ち着いてきたので、もともと持っていた膝蓋骨(膝のお皿)の異常を治すことになりました。
チャチャちゃんは現状歩行は可能ですが、膝蓋骨が内側に脱臼してしまうために将来的に膝関節に問題が起こってしまいます。
現状の重症度で言えば左側がグレード3右側がグレード4という状態でしたので、手術法としては左側は造溝術と外側関節包包縮術を実施し、右側はさらに脛骨粗面の転移を実施しました。
↑造溝術前の滑車溝の状態(溝の深さがとても浅い状態)
↑造溝術後の状態
しかし、とてもやんちゃなチャチャちゃん・・・左側の手術は無事成功しましたが、右側は手術後に再脱臼を起こしてしまいました。
↑右側の膝蓋骨が内側に脱臼しているレントゲン写真
その後、右側は追加手術として造溝術の調整、外側関節包の切除包縮、内側筋群の解放術と内側関節包の解放術を実施したところ、手術を無事成功させることができました。
その後も、診察のたびにチャチャちゃんの動きにハラハラドキドキしていますが(笑)、現在術後1ヶ月でもバッチリ膝蓋骨は安定しておりました。
今後も、元気なチャチャちゃんを見守っていきます!
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院