「目ヤニがひどく、目の周りが腫れている」とのことで来院された秋田犬の武蔵くん。
見てみると右眼の周りが赤く腫れており、結膜の充血も認められました。
細胞をとって顕微鏡で見てみると細菌と炎症細胞の好中球が多数みられました。
眼瞼と結膜が細菌に感染してしまって炎症を起こしていたので、抗生剤の内服と抗菌剤入りの点眼薬を1日4回してもらうことになりました。また、ひどく痒そうだったので掻いてしまわないようにエリザベスカラーをつけてもらいました。
4日後、赤みも引いてきて目ヤニも格段にでなくなっていました。
さらに1週間後…
赤みはなく腫れはほとんどない状態です。ここまでくればあと少し。
さらに1週間後…
目薬もしっかり続けてもらってとても良くなりました!
最後の一押しで、目薬の回数を減らして2週間後…
すっかり左眼と同じ状態に良くなっています!
しっかり目薬続けてもらったおかげできれいに良くなりました。
体が大きくお散歩好きな武蔵くん。お散歩中の草むらや日常生活で眼が傷ついてしまい、細菌感染を起こしてしまうこともあります。
放っておくと炎症が広まったり、悪化したりする可能性もあるので、目ヤニがひどく出だす・眼の周りが腫れるなど些細なことでも気づかれましたら、ご相談ください!
獣医師 木村
福岡メディカルパーク リヴ動物病院