先日、チェリーアイの手術をしたのは、とってもお利口さんなとうふちゃんです。
手術前の写真です。
左眼の目頭のところに赤く腫れているところがあります。
【チェリーアイ】
チェリーアイはこの異常の一般名で、正式には瞬膜腺脱出などと呼ばれます。
犬・猫には目頭のところには瞬膜というまぶた(人にはありません)があります。
瞬膜腺は通常、その内側にあり、涙を分泌する働きを持つ組織です。
瞬膜腺脱出は、その瞬膜腺が反転して飛び出してきてしまい、そのために腫れている状態です。
原因には諸説ありますが、遺伝だったり、解剖的な異常、瞬膜腺を固定する組織が緩むため、などが言われています。
このままにしておくと、違和感が続いたり、結膜炎を起こしたり、最悪ドライアイになってしまう可能性があります。
治療は原則、手術になります。
とうふちゃんも小さな頃から瞬膜腺の脱出があり、体が大きくなるのを待って手術となりました。
手術直後の写真です。
まだ整復されていないように見えますが、
赤く見えているのは瞬膜腺ではなく、手術で触ったために一時的に腫れている瞬膜です。
術後2週間の写真です。
かなり目立たなくなってきました!
時間をかけてもう少し目立たなくなる予定です。
今後は再発とドライアイに注意しながら、経過のフォローを続けようと思います。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院