先日、おしっこが出ていない!という事で来院したのは猫のラムちゃんです。
お話をよく聞いてみると、いきなりしょっちゅうトイレに行きだして、おしっこが出ていないと思われていたみたいでした。
おしっこが溜まっているのに出ていないとなると、救急処置になりますがラムちゃんの場合はエコー検査で確認するとおしっこが溜まっていなかったのでおしっこはちゃんと出ているという事になります。
おしっこの検査をさせてもらうと、アルカリ尿とストルバイト結石尿が認められました。
下の写真はストルバイト結石です。ラムちゃんの尿にはこの結石がたくさんありました。
幸いなことにストルバイト結石は食事で溶解されること、膀胱内に大きな塊の結石はなかった事より飼い主さんとお話しして食事療法と内科治療を行う事になりました。
ラムちゃんは今後ずっと尿石用のご飯だけを食べてもらう事になります。
現在は治療の経過も順調でおしっこの頻尿感もなく、おしっこの検査から尿石も検出されませんでした。
今後もラムちゃんをしっかりサポートできたらと思います。
獣医師 平湯
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院