小さい時から耳ダニの感染やアレルギー疑いで耳の治療に通っていたMIX猫のれいちゃんですが、調子も良くなり一旦治療も終わっていたのですが、半年くらいして「左側の耳だけ調子が悪い」とのことで来院してきました。
↑凛々しい顔をしてますが、すごく甘えん坊です
今回は片側だけの悪化で、耳垂れからは細菌も検出されたので一般的な治療を実施してみてもなかなか改善されません。
そこで耳鏡カメラで耳道の奥を確認してみると
↑通常は奥に鼓膜が見えるはずですが、ピンク色の腫瘤が占拠しています
今回の耳の悪化はこの腫瘤が原因である可能性が高いので、この腫瘤がなんであるのかを調べる検査をメインに可能であれば摘出ができればということで、麻酔下の処置を実施しました。
カメラ越しに腫瘤を摘出している様子
ということで、摘出できました。
ポリープは非常に大きかってです。摘出した後の耳道は
鼓膜も破れてしまっており鼓室の中が観察できました。肉眼的な残存腫瘤は確認できませんでした。
処置後のれいちゃん、頑張りましたね。
今後は病理検査の結果をもとに再発があるのかを確認しながらサポートをしていく予定です。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院