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子宮蓄膿症のチョコちゃん

手術報告 2016.10.22 UP DATE.

先日、元気・食欲が全くなくないと来られたのはミニチュア・ピンシャーのチョコちゃんです。
嘔吐や下痢などもないとの事ですが、熱を測ると39.8℃と高めでした。

いつもならご飯もガツガツ食べるチョコちゃんですが、ご飯を食べないし動きもないので、やっぱりいつものチョコちゃんと違うよねというお話をさせてもらってから院内で検査を行いました。

血液検査では白血球の数値も高く、炎症のマーカーであるCRPは測定不能なほど高値でした。しかしこれだけでは炎症がどこから起こっているかわからないのでお腹のエコーも行ってみると、子宮に液体が溜まっている所見が見られたのでおそらく子宮蓄膿症(子宮に膿がたまる病気)だとお話させてもらいました。

そうとなれば、外科的に卵巣と子宮全摘出を行うことが一般的な治療法となっているので少し脱水を改善するために点滴を流してからその日のうちに手術を行いました。

摘出した卵巣子宮がこちらです。

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現在、炎症の値も熱も下がり元気食欲もいつも通りに戻ってくれています!

チョコちゃんは6歳で今まで毎年予防の時に避妊手術をお勧めしていましたが、やはり手術はかわいそうという気持ちもありなかなか踏み出せずにいました。そういうお考えの飼い主さんはとても多く感じますが、避妊手術は様々なホルモン性の病気や今回のような子宮蓄膿症の予防にもつながります!なので、赤ちゃんを産ませたい!というお考えがないのであれば、早めの不妊手術をお勧めします。

チョコちゃんも、手術と入院生活頑張ってくれました♪
今後も経過をしっかり観察して、サポートしていきます。

 

獣医師 平湯

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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