「尿道の手術は可能ですか?」と相談に来られたのは、ドーベルマンのレオ君のお父さんでした。
お話をお聞きすると、尿道に石が詰まってしまい重度の腎不全にもなって生死をさまよったが、なんとか尿道に管を通して家で補液をしていたら元気になってきたので、なんとか治してあげたいとのことでした。

↑尿道に通してあったカテーテル
状態の把握のために各種検査をしたところ、

↑膀胱と尿道に大きな結石が複数個あり、基本的には手術適応でしたが、腎機能障害(BUN107.8、CRE2.2)が残存しており、今後の予後が不透明だったため、いっとき内科で腎臓の経過を確認してから手術をする予定にしました。

その後、尿路感染から精巣炎や膝関節炎を併発して状態安定に苦労しましたが、当院で治療開始後17日目に手術を行いました。手術内容は、尿道内の結石の除去が困難であったため、できる限り負担が軽い方法を選択し、去勢、陰嚢切除および会陰尿道瘻形成術を実施しました。
レオ君は身体が大きいので当初の術後管理は大変でしたが性格が非常に良くてお利口さんだったので、治療は概ね良好に進めることができ、一度傷口を再縫合しましたが、治癒することができました。

↑術後の尿道開口部

今後も腎不全の管理や尿石の管理が必要ですが、レオ君少しでも長く元気に過ごしてくださいね。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院








