庭でキャンッと吠えたので行ってみたら、足から出血していました、と慌てて駆け込んで来られたのはミックス犬のミミちゃんです。
なんでも、お手製の庭の扉の留め具が強風で外れて庭に脱走してしまい、一通り遊んだ後に留め具が足に刺さってしまったようだ、とのことです。
来院時は出血は落ち着いていましたが、右後肢には血の跡が残っており、痛くて暴れたのか体の所々に擦り傷ができていました。
右後肢は皮膚が逆L字に裂け、皮膚より下の筋肉や骨などの組織にまで達していそうな傷でした。
来院時の段階で受傷後1時間も経っていないとのことと傷の深さから、早急に傷の洗浄と閉創が必要だと考えられ、麻酔下での処置をお勧めしました。
処置は注射麻酔下で行いました。
傷が骨に達するほど深かったことと砂が入っていたことから、入念な洗浄を行い縫合しました。
写真は術後1日目の傷です。
包帯を巻いていましたが、ちゃんと足をついて歩いている、とのこと!
術後数時間は腫れていたので、痛みや腫れが続かないか心配でしたが、大丈夫なようで一安心でした。
今後、感染や痛み・運動機能の障害に注意して経過を見ていこうと思います。
PS:後日トラブルなく経過し、抜糸が済みました!
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院