先日、避妊手術を行ったヨンスちゃんです。
フレンチブルドッグのヨンスちゃん。
腹腔鏡下での避妊手術を行うことになりました。
腹腔鏡手術はお腹を開けずに腹腔鏡という長いカメラでお腹の中をのぞきながら、長い鉗子を使って摘出するものです。
3つの小さな傷で済み、臓器が空気に極力触れないため損傷も少なく、痛みが少なく回復が早いというメリットがあります。
ヨンスちゃんも今回写真の様な3つの傷だけで済みました!
また、ヨンスちゃんは主に短頭種に多くみられる軟口蓋過長症ということが麻酔をかけた際わかりました。
写真の矢印で指している部分が軟口蓋で、気管チューブにくっつくほど垂れてしまっています。
このまま成長すると将来呼吸器障害を起こす可能性もあるため、避妊手術と同時に軟口蓋の部分切除を行いました。
次の写真が処置後です。
矢印で指している部分が短くなりました。
短頭種に限らず、呼吸するのがきつそうだったり、ぜーぜー音がしたりするときは今回の様に咽頭部のトラブルが原因の可能性もあります。
呼吸のトラブルは直接命にかかわることも多いので、気になることがあればお早めにご相談ください。
ちょっと怖がりのヨンスちゃんですが手術も頑張って、スタッフにも愛想を振りまいてくれました!
当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院