先日、生理が始まったようだがいつもより出血が多い、と来院されたメイちゃんのお話です。
最初は元気がなかったので分かりませんでしたが、治療後元気が出てからはすごく人懐こい子でした。
舐めるせいで口周りが汚れてしまっています。
お話を聞くと、ここ2、3日オムツをしていないといけないくらい出血しており、元気・食欲も落ちているとのことでした。
そして、4ヶ月ほど前にも生理があったとのこと。生理がまた来たにしては少し早いかな…?
おかしいので検査をしてみると
子宮蓄膿症です。
お年寄りで歯周病も重度でリスクはありましたが、内臓系への負担はまだかかってきていないようでしたので、状態がさらに悪化する前に即日手術となりました。
子宮に膿がたくさん溜まっていました。
膣への移行部にしこりがあったため、こちらも念のため、切除縁はギリギリにはなりましたが、まとめて切除しました。
しこりは病理検査へと送ることにしました。
抗生剤も感受性検査を行って適切に使用でき、術後の経過は順調で、1週間ほどで元気に退院していきました。
しこりは炎症性にできたもので、良性でした。一安心です。
重度の歯周病の方も怖いので、これから落ち着いたら治療に入る予定でいます。
まだまだ元気でいるために、しっかりフォローしていきたいと思います。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院