先日、腹腔鏡下での避妊手術を希望してこられたのは、病院大好きなリンちゃんです。
身体検査をしてみると、硬いものの噛み過ぎのせいか奥歯が欠けて、
歯髄(一般的によく「神経」と言われる部分)が見えていたので、一緒に欠けた歯の抜歯を行いました。
ついでに、以前から気になっていたという皮膚のしこりの切除も行いました。
↑手術前で少し不安そうです。
避妊手術と皮膚腫瘤の後に、手術室から歯科処置の準備をした部屋に移って、歯のチェックを行いました。
↓これが麻酔下で歯の状態をチェックしている写真です。
器具が差し込まれているところが歯髄の部分になります。
きれいに抜けました。
破折歯に伴う露髄は、獣医領域では抜歯もしくは歯内治療が適応となります。
原因としては硬いものの嚙りすぎによる破折が多く、気づかぬうちに起こっていることがあります。
そのままにしておくと、感染を起こす可能性が高いので大変です。
硬いものが大好きな子は定期的にチェックをしてあげましょう。
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院