先日、急に顔がただれて汁が出てきた、と来院したのはとても元気なダックスのそらちゃんです。
キリッとしています。
反対を向くと…
頬のところが大きくただれています。よく見ると皮膚に穴が空いているようです。
出てきている液を顕微鏡で見てみると
血膿でした。細菌感染がある様です。
口の中を見て見ると
重度の歯周病がありました。(写真は後日の処置時のものです。)
状況から、今回の顔の病変の原因は、特にひどい赤の矢印の部分にありそうです。
歯周病が進行して皮下に歯周病菌が入り込んだものと判断しました。
そこでしばらく適切な抗菌剤の投与を行い、歯科処置を実施することになりました。
しっかりと確認をすると、左上顎の犬歯までかなり歯周病が進行していたので、処置を行いました。
歯周病は、歯石が溜まっているけれどまだ大丈夫だろうと考えていると、症状が出る時点にはかなり進行していることが多いです。
そして、今回のように抜歯処置になる歯が増えてしまうということが起こりえます。
歯が気になったら早めに相談してください。
また、気になる歯にならないように予防のデンタルケアが重要です!
そちらの相談も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ!
福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院