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リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

結膜炎と外耳炎の又八ちゃん(前編)

目と耳がぐちゅぐちゅしているとのことで来院された、

エキゾチックショートヘアーの子猫の又八ちゃんです。

 

診察台の上に乗っけて見て見ると、

左目がしょぼしょぼしてて、(羞明)

目やにもどろっとしたのが出ていました(膿性眼脂)

可愛いお顔が台無しです・・・

 

 

上のまぶたは(上眼瞼)、真っ赤かになっており(充血)、

目の周りの毛は涙で濡れています。

下のまぶた(下眼瞼)も充血して、ぶよっと(浮腫)していました。

 

見た目と症状から感染性結膜炎を強く疑いました。

子猫さんは、免疫(体を守る力)も弱いため、

目や鼻の病気によくかかります。

 

特に保護猫さんは母乳をしっかり飲めてないことが多いため、

母乳に含まれる抗体をしっかり吸収できず、

より感染のリスクはあがります。

もちろん集団飼育(ブリーダーさんやペットショップなど)でも

感染するリスクは上がります。

 

ウイルス感染の可能性も高いですが、

ウイルス自体に対する特効薬はほぼなく、(あっても高いです・・・)

それに便乗して細菌が悪さをしていることが多いので、

二次感染予防の意味も込めて抗菌薬による治療を選択しています。

※耐性菌(お薬が効かない細菌)発生のリスクを防止するため、

とりあえずの抗菌薬使用や診察なしでの処方は避けています。

 

目と耳両方で感染がありそうなため、

抗菌薬の目薬と飲み薬を処方しました。

 

目は1週間後にばっちり治りましたが、

耳がいまいちよくなってませんでした。(耳は後編に続きます)

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

担当:獣医師

中尾 大樹

9年ぶりに地元福岡に帰ってきました。
美味しいご飯や、地元の懐かしさ、愛犬と愛猫に癒され過ごしています。
今の楽しみは、ゴルフとホークス観戦です。
最近お腹が出てきたので、ジムに行って頑張っています。
わんちゃん、ねこちゃんに痩せてくださいと言ったら、先生もね!って突っ込んでください。笑

気になることや、雑談でも構いませんのでお気軽に話しかけてください。
ブログでも皆様のお役に立てるよう情報を提供していきます。
優しい、話しやすい、丁寧、親身に寄り添える獣医師目指しています。
少しでも動物たちのために尽くせるよう、飼い主様と共に歩んでいきたいので、
どうぞよろしくお願いします。

福岡動物メディカルパークリヴ動物病院

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