大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

直腸脱を起こしてしまった大吉君

診療日誌 2017.08.14 UP DATE.

「お尻の穴から出血する」とのことでご紹介いただいたのは、ミニチュアダックスの大吉君です。

早速診察をしたところ直腸内に腫瘤病変が触知されたため、大腸カメラにて検査を実施することになりました。

すると、直腸内に腫瘤病変がいくつか存在していたので、組織検査を実施したところ、多発性の炎症性ポリープとの診断がつきました。

腫瘤病変のある大腸ポリープの初期治療は外科的切除なのですが、オーナーの希望もあり少し内科療法で経過をみることにしました。

その後、内科療法でほとんど出血が止まっていたのですが、約6週間後に突然直腸脱を起こしてしまいました。


↑直腸が脱出して少し時間が経っていたので直腸の先端が壊死を起こし始めていました。

救急処置として、壊死した直腸の全層を切除し、結果的に腫瘤病変があった領域も切除しました。


↑術後の様子

手術後は直腸の切除部位が狭窄(狭くなって便が出にくくなってしまいます)を起こしたので拡張処置を行いましたが、その後は再狭窄することなく経過は順調です。

今後は、元々の病気である多発性大腸ポリープの再発予防のために内服による治療を続けていきます。

お顔が腫れて膿が出てきたリリーちゃん

獣医師スタッフブログ 2017.08.10 UP DATE.

先日、急にお顔が腫れてきて汁が出てきた、と来院したリリーちゃんのお話です。

おうちではおとなしいそうですが、病院ではすごく陽気なおばあちゃんです。

腫れだしてから気にしてかいていたとのことでした。

頬に大きな穴が開いて、痛んだ組織が飛び出ています。

出てきている汁を調べてみると、細菌感染による膿でした。

口の中を見てみると歯石が重度に付着しており、歯肉の炎症も酷いようでした。

位置と状況から、歯周病が進行した結果、頬に膿が溜まる「眼窩下膿瘍」と言う病態が強く疑われました。

カルテを見返していると、数年前から歯石・歯周病があったようでした。

予防診察時に歯科処置を勧められているようでしたが、年齢のこともあり、どうするかずっと迷っていらっしゃったようです。

しかし、眼窩下膿瘍は歯周病が原因なので、一旦抗生剤で押さえても再発を繰り返します。

数日は抗生剤・消炎剤で対処しましたが、しっかりと術前検査を行った上で、歯科処置行うことを決断していただきました。

膿瘍部直下の歯の歯肉の少し気になる盛り上がりも確認されたので、念のために合わせて組織生検も行うことにしました。

 

◎処置前

歯肉炎がひどいです。犬歯もしっかり付いているように見えて、重度に歯周を侵されていました。

◎処置後

スケーリング、抜歯・歯肉縫合、キュレッタージ、歯周へのレーザー処置を行いしっかりと歯周病への対応を行いました。

 

抗生剤の感受性検査も行っていたため、術後から膿瘍部の細菌にしっかり効く抗生剤を投与することができました。

処置後数日で頬の穴は塞がってきました。

歯肉の盛り上がりは病理組織検査の結果、「線維性エプリス」という診断が下りました。

歯周病の炎症の結果として発生してきたと考えられる非腫瘍性の病変でしたので、一安心です。

今後は、歯周病に気を配りながら、術前検査で見つかった加齢性の変化のケアも行っていこうと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

学際セミナーに参加してきました!

セミナー参加 2017.08.07 UP DATE.

先日、九州ビルで行われた学際セミナーに参加してきました。

講師はフジタ動物病院の藤田桂一 先生、内容は「犬猫における口臭を認める口腔歯科疾患」です。

歯周病や口内炎など、口臭を引き起こす病気の診断や治療方法について学びました。

病気が進行していくと、顎の骨が折れてしまったり、痛みでご飯が食べられなくなったりしてしまいます。

予防の為の歯磨きや早めの治療が大切ですね。

去勢手術で片側潜在精巣摘出を行ったにゃー助ちゃん

手術報告 2017.08.06 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったにゃー助ちゃんです。

にゃー助ちゃんは、片側の精巣がお腹の中に残ったままで、陰嚢に降りてきていませんでした。

お腹の中の精巣はそのままにしておくと、腫瘍化するリスクが通常より高くなります。

そのため、開腹手術で精巣を取り出すことになりました。

にゃー助ちゃん、入院中もとってもおりこうさんでした!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

皮膚科学・行動学のセミナーに参加してきました!

セミナー参加 2017.08.03 UP DATE.

先日、福岡国際会議場で行われた、JBVPレクチャーシリーズ ヒルズ協賛セミナーに参加してきました。

講師は、Vet Derm Tokyo 所属 日本獣医皮膚科学会認定医 江角真梨子先生と

日本ヒルズ・コルゲート株式会社 米国獣医行動学専門医 入交眞巳先生です。

演題は「犬アトピー性皮膚炎を多面的に捉える」です。

江角先生の講義では、アトピー性皮膚炎の診断と治療についての注意点を、

入交先生の講義では、行動学が関連した皮膚疾患についてを、学ぶことができました。

今後の皮膚科疾患に対する考え方が広がる講義でした。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術と乳歯抜歯を行ったチップちゃん

手術報告 2017.08.02 UP DATE.

先日、去勢手術と乳歯抜歯を行ったチップちゃんです。

チップちゃんは、乳歯が抜けずに永久歯が生えてきていました。

このまま乳歯を残しておくと、噛み合わせが悪くなったり、乳歯と永久歯の間に歯石が溜まりやすくなってしまいます。

歯周病を防ぐためにも、乳歯抜歯をおすすめしました。

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

小動物講習会公開セミナーに参加してきました!

セミナー参加 2017.07.31 UP DATE.

先日、福岡国際会議場で行われた小動物講習会公開セミナーに参加してきました。

講師は動物診断リサーチ株式会社の松木直章先生、演題は内分泌疾患アップデートです。

糖尿病やクッシング症候群を診断する時の注意点や、生活の質を保ちながら治療していく方法を学ぶことができました。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったりんたろうちゃん

手術報告 2017.07.30 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったりんたろうくんです。

イケメン顔の黒柴りんたろうくん。
手術と入院頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったてんちゃん

手術報告 2017.07.28 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったてんちゃんです。

トリマーの笠原さんが飼われているトイプードルのてんちゃんです!
笠原さんのお家にはたくさんのいろんな色のトイプードルさんがいてとてもにぎやかそうですが
病院でのてんちゃんはびっくりした様子で頑張っていました…(^^;)

一泊入院も頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

肥満細胞腫の診断と治療アップデート2017 に参加してきました!

セミナー参加 2017.07.27 UP DATE.

先日行われた 肥満細胞腫の診断と治療アップデート2017 に参加してきました。

性質の悪い腫瘍でありながら、実は犬の腫瘍で乳腺腫瘍に次いで多い肥満細胞腫について、

新しい病理学的分類とその解釈、そして治療をどう考えて進めれば良いのかという内容でした。

新しい病理学的分類について勉強不足だったので、専門家から直接解釈法を聞く良い機会だったのと、

近年話題の分子標的薬「パラディア」の誤解や使い方に関して、最新の知見を知ることができました。

パラディアに関しては、いろいろな可能性を持った薬だと思っているので、ちゃんと活用していきたいです。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

獣医師 山﨑

腹腔鏡下避妊手術を行ったリアちゃん

手術報告 2017.07.26 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったリアちゃんです。

リアちゃんは腹腔鏡という機械を使って避妊手術を行いました。
細長いカメラを小さな切開部から挿入し、カメラでお腹の中を見ながら卵巣摘出の手術を行います。
腹腔鏡用の細長い鉗子を挿入用ポートから入れて操作するので結果小さな3つの傷で手術を終えることができます。

術後の傷跡の写真です。

腹腔鏡を使った手術は人医療では一般的に行われています。最近では獣医療での普及も進んでおり、“より低侵襲”な医療を提供できるようリヴでも導入しています。
開腹手術に比べて術後の回復が早く、臓器の損傷が少ないことなどがメリットです。獣医療でも適応手術が増えてきている分野なので、今後さらに症例が増えていくことが考えられます。

ご相談があればいつでもお問い合わせください!

スタイル抜群のリアちゃん、お泊りも手術もがんばりました!
10日後にすっかりきれいになった傷も見せにきてくれました。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったトラちゃん

手術報告 2017.07.24 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったトラちゃんです。

おうちでは子猫の遊び相手をしてあげてる、面倒見のいいパパです!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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