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ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

靴下を飲み込んでしまった小鉄ちゃん

診療日誌 2017.10.30 UP DATE.

子犬さんが夜に靴下を飲み込んでしまって…

と連れてこられました!

ご飯を食べた後、中学生の娘さんの靴下を飲み込んでしまっていました。
時間は1時間以内だったので吐かせる催吐処置を行い、吐き出してくれるか見守ると…

きれいに靴下をはきだしてくれました!

子犬さんの誤飲は非常に多く、時間が経つと腸閉塞を起こしてしまう可能性もあり、重篤な全身状態の悪化につながります。
麻酔をかけて内視鏡での摘出になったり、お腹を開ける手術での摘出になったりととても大変な処置が必要になります。
飲み込むはずがないと思っていたものでも遊んでいる最中に飲み込むことが多いので、子犬さんの周りのものに気を付けて誤飲を防ぐよう注意してください!

そして飲み込んだことに気づかれたときはすぐに診察に行かれるようにしてください。

今回は上手に吐き出してくれて大事にならず良かったです(^^)

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

去勢だけではなかったハイパーちゃん

去勢手術の相談で来院した、怖がり猫のハイパーちゃんですが、

もう一点飼い主さんが気になるところがあるということでした。

それは、これです。

術前の写真なので毛が刈られていますが、

左の陰嚢にイボのような大きなできものがあります。

 

手術前に細胞をとって調べようとも考えましたが、

キャリーに入るのが嫌すぎて逃げ回って、爪を怪我してやってくるような、怖がりなハイパーちゃんですので、

去勢の麻酔下で一緒に切り取って調べてみることになりました。

 

そしてなんと、もう一つ問題が見つかりました。

これは術前のお腹の写真ですが、お腹の真ん中に膨らみがあります。

これは、子猫のうちに塞がっておくべき臍の穴が塞がっていない、臍ヘルニアという状態です。

ハイパーちゃんは実は若くないので、時間をかけてヘルニアの内容が増えてきたのではないかと考えられます。

将来的に嵌頓(ヘルニア内容が戻らなくなり嵌まり込んで、ヘルニア孔で締め付けられる状態。壊死などを起こすことがある。)

を起こすリスクがある為、こちらも一緒に整復手術を行うことになりました。

写真は臍ヘルニアの整復中の写真です。

ヘルニア内容を押し戻し、穴を確認しています。

この5mm超くらいの小さな穴から、お腹の中の脂肪が脱出してきていました。

 

ヘルニア孔をしっかりと閉鎖して、腹壁も後々変に弛まないように縫い合わせました。

 

 

病院でとても緊張してしまうハイパーちゃんは、日帰りで帰っていきました。

幸いオデキの方も悪いものではなさそうでした。

負担にならない範囲で一度に済ませてあげられたので、良かったです。

 

普段の手術は顔写真を撮るのですが、緊張がすごかったので、今回はお顔の撮影はやめておきました。

未去勢の中年齢の男の子らしい、頬の大きくなった丸顔で、とても可愛かったのですが、お見せできなくて残念です。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

急にお顔が腫れたロックちゃん

診療日誌 2017.10.28 UP DATE.

大型犬の仔犬さんのロックちゃん。
フィラリアのお薬のために月に1回の体重測定にこられました。が…

なんか顔が腫れてるんですよね…とのこと。

目の周りや口回りが赤く腫れぼったく見えます。
ひどいかゆみはなさそうですが本人も気になっていました。

耳を見てみると

耳介の内側が赤く斑状に腫れているのが分かります。

原因は分かりませんが、何か食べてしまったか触れてしまったかによる急性のアレルギー反応が起こってしまったと考えられます。
子犬さんなので何かお散歩中に口にくわえてしまったりもするのでこのような症状は注意が必要です。

ロックちゃんは皮膚症状だけが出ていて他に呼吸器の症状や鼻喉頭の症状は出ていませんでした。
血液検査も特に異常はでていなかったので、ステロイドの注射で症状が引くか見てみることにしました。

数日すると元のお顔に戻ってかゆみ等も出ずにすっかり良くなりました!

早めに対応していただいたおかげで重篤な症状は出ずに良くなってくれてよかったです!
急性アレルギーは思わぬきっかけで起き、命に関わる症状を引き起こす可能性もあります。

いつもとちょっと顔の様子が違うという小さな変化でも気づかれたらいつでもご相談ください。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

靴下を飲み込んだこむぎちゃん

診療日誌 2017.10.26 UP DATE.

シーズーの4ヵ月の仔犬さんが「靴下を飲み込んでしまって…」と来院されました。
お話を聞くと、手足を舐めないように履かせていた犬用靴下の1つを昨晩丸々飲み込んでしまった
とのことでした。

時間が12時間以上経過していたので胃から腸へと流れて詰まっている可能性もあり、
エコーで確認したところ胃の中に構造物が見られ、腸の閉塞所見もみられなかったため
催吐処置と言ってお薬を注射で入れて吐かせる処置を行いました。

約3分後…

きれいに靴下を吐き出してくれました!

子犬さんで誤飲・誤食はとても多く何でも口にいれてしまいます。
今回は催吐処置で吐いてくれたため、すぐに解決することができましたが
お腹に詰まると急激に吐いたり、体調がひどく悪くなったり、お腹を開けて手術で腸を切開して取り出す必要があったりと
とても大きな手術が必要になります。
飲み込んでからの時間によって胃に残っているか流れているかも変わってくることが多いです。

飲み込んだことに気づかれたときは大事になる前に早めに病院へ行って診察を受けるようにみなさん気を付けましょう。

今回は幸い嘔吐もなく元気な状態で処置ができてよかったです!

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

鼻の下が赤くなったキラくん

診療日誌 2017.10.24 UP DATE.

急に鼻の左下だけがただれて赤くなってめちゃくちゃ気にしてると来られたキラくん。

初めに来られたときは少し赤みが広がっていて舐めてただれてしまっている状態でした。

外因的なものによる感染か外傷かを疑い、抗生剤の治療をしてみましたが

ますます赤くなって範囲も広がり、気に仕方もひどくなってしまっていました。

抗生剤も効かず、局所的な病変でますます悪化したり、悪性のものであると後手になってしまうと判断し
麻酔下で皮膚のパンチ生検という一部分切り取って病理組織検査に出すことにしました。

生検時麻酔下の写真です。

結果が出るまで抗生剤での治療を続けていきましたが、劇的な良化は認められず、少し腫れがひいているくらいで検査結果を待ちます。

 

検査の結果

「皮膚:毛幹内の菌糸および分節分生子を伴う多発性の毛包周囲炎および毛包炎」

つまり皮膚糸状菌症の深在性病変であることがわかりました。

組織画像です。

Aと書いているのは分節分生子というもので、Hは菌糸です。
毛幹部にこのように糸状菌(学名:Microsporum canis)と呼ばれる被毛に感染するカビの一種が感染していることがわかりました。

塗り薬は舐めてしまうので内服薬での治療を始めます。

赤みや腫れはだいぶ良くなっています。
気に仕方も減ったとのことです。

すっかり良くなりました!!

まったく気にしなくなって赤みもひいたのでこのまま治療終了となりました。

皮膚糸状菌(別名・真菌)は人にもうつり皮膚病変をつくり、痒みを引き起こします。
ウッド灯検査で診断ができることや培養検査、抜毛検査でわかることもありますが、今回はどれも陽性に出ず、結果病理検査で診断がついた症例でした。

抵抗力が落ちているときに感染しやすいと言われており、しっかり治療すればほとんどが治る病気です。

今回キラくんは急性で局所的な感染でしたが最後までしっかり治ることができてよかったです(^^)
今後もサポートしていきたいと思います。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

JKVSBCに参加してきました。

セミナー参加 2017.10.23 UP DATE.

先日、JKVSBC(日韓獣医外科カンファレンス)に参加してきました。

日本と韓国の外科が好きな獣医師合わせて100名ほどの参加があったカンファレンスでしたが、

その中で、今回症例を発表する機会を頂き、とても緊張した時間を過ごしてきました。

さすがに英語での発表は初めてだったので・・・とても良い経験になりました。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

避妊手術を行ったネーちゃん

手術報告 2017.10.22 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったネーちゃんです。

入院中もゴロゴロと甘えてきて、とっても可愛かったです!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

避妊手術を行ったミーちゃん

手術報告 2017.10.20 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったミーちゃんです。

初めての病院で緊張していましたが、よく頑張りましたね!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

学際セミナーに参加してきました。

セミナー参加 2017.10.19 UP DATE.

先日行われた、学際セミナー『一次診療施設でも、ここまでできる緊急軟部外科』に参加してきました。

講師は所沢アニマルメディカルセンター院長の 桐原 信之 先生でした。

救急外科は一次診療(一般の動物病院)の大きな仕事の一つです。

救急で手術が必要なことがたくさんあるわけではありませんが、やはり来る時には来ますし、各々でしっかりと対応する必要があります。

そんな時に大事になってくるのが、基本となる、道具の使い方・選び方や解剖学的知識です。

基本がしっかりとできれば、難しい場面でも乗り切ることができると、講師の桐原先生は仰っていました。

講義では、前半でしっかりと基本を見直し、かつ、あると便利なものの情報や、特に覚えておいたほうが良い知識などを得ることができ、

後半で実際の診断や手術の手順、管理について学ぶことができました。

特に前半は、なかなかまとまって解剖を復習するタイミングはないので、非常に良い機会でした。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったレオンちゃん

手術報告 2017.10.18 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったレオンちゃんです。

大きな体のレオンちゃん、初めてのお泊まりでしたがとても落ち着いていました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

避妊手術を行ったゆきちゃん

手術報告 2017.10.16 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったゆきちゃんです。

手術前は少し緊張していましたが、術後は元気いっぱいでした!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

JFVSS説明会および特別セミナーに参加してきました。

セミナー参加 2017.10.17 UP DATE.

先日JFVSS(日本獣医学専門医奨学基金)が主宰する説明会とセミナーに参加してきました。

JFVSSは将来の日本の小動物獣医療を担う人材を育成する目的で設立された基金で、その内容は素晴らしいものでした。

早速スポンサーとして登録させていただきました。

詳しい内容は下記のアドレスをご覧ください。

http://www.jfvss.jp/

 

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