大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

整形外科領域における基本的な考え方から術式まで(学際企画セミナー)に参加しました。

セミナー参加 2016.11.03 UP DATE.

またまた学際企画のセミナーに参加してきました!

内容は「整形外科領域における基本的な考え方から術式まで」で、

講師は YPC 東京動物整形外科病院院長 山口 伸也 先生でした。

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歩き方の見方から検査時の注意点・コツ、手術タイミングや実際の手術手技まで幅の広い内容で、

動画を多く見せて頂いて非常にわかりやすい内容でした。

高齢犬で多いと覚えていた疾患が実は若齢からも多い、と最近分かってきているとか、

触診時の方法でこうした方が異常が分かりやすいとか、即現場で活かせそうな知識を得ることができました。

 

実際、跛行(いわゆるビッコ)など、整形外科領域の疾患は日常診察していてとても多く、

しかも診断や治療で悩むことも多い分野なので、今回のセミナーで一段階レベルアップできるように頑張っていきます。

 

獣医師 山﨑

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

熱中症になったユキちゃん

診療日誌 2016.11.02 UP DATE.

今回はお家でお留守番中に熱中症になってしまったチワワのユキちゃんのお話です。

普段はクーラーをつけて出かけられるそうなのですが、その日は忘れてしまって、
10時頃から15時頃までお出かけをされていたそうです。

血液検査では重度の脱水と溶血が見られました。
血漿に重度の溶血が見られました。
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本当は透明なはずの血漿部分(チューブの上の方)が真っ赤になってしまっています。

すぐに入院して、まずは脱水の改善を目指しました。

おしっこも真っ赤な血色素尿が出ていました。

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赤というよりどす黒いです・・・

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おしっこの色はだいぶ薄くなってきました!
まだ元気は出てきません。

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↑ 入院中のユキちゃん
緊張と元気がないので、隅っこでかたまっています。

3日目になると、立ち上がってしっぽを振ってくれたり、吠えたりするようになりました。
おしっこの色も黄色に戻りました。

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入院から6日後、一般状態や血液検査の数値も良くなったので、退院することになりました。
翌日様子を見せに来てもらいましたが、調子も良いみたいでした。

その後も元気にしてくれているようです

今回、ユキちゃんは回復して元気になってくれましたが、熱中症で命を落としてしまうこともあります。
もうすっかり涼しくなりましたが、来年の夏にはお気を付けください。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったくろちゃん

手術報告 2016.10.30 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったくろちゃんです。img_3990

とってもおとなしいくろちゃん。
ちょっと病院での入院に緊張していましたが、手術がんばりました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 木村

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

 

難治性角膜潰瘍のガブリエル君

診療日誌 2016.10.28 UP DATE.

以前、尿道結石で治療を頑張ったガブリエル君ですが、今回は右眼の角膜に潰瘍を起こしてしまいました。

各種点眼療法を実施しましたが、結果的に1ヶ月間一進一退を繰り返し、不良肉芽の形成も認められたので、外科的に対処することにしました。

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↑透明な角膜に出来た不良肉芽組織。透明性が失われ、同時に潰瘍も存在しています。

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↑肉芽組織を除去し、治癒促進のために放射状角膜切開術を施して最後に角膜の保護の目的で眼瞼縫合を実施しました。

そして、3週間後、

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まだ、白濁は残りますが、ほぼ綺麗に治りました。

ガブリエル君も久しぶりに右眼が使えるようになって嬉しそうでした。

ちなみに、ガブリエル君は寝てる時に半目を開いているそうで、今回治りが悪かったのも角膜の乾燥が原因であったのではと考えています。

今後も再発を注意しつつサポートを頑張ります。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

急性湿疹ができてしまった太郎ちゃん

診療日誌 2016.10.26 UP DATE.

今回は急に湿疹ができてしまったMIXの太郎ちゃんのお話です。

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飼い主さんからお話を聞くと、昨日首の湿疹に気づいたとのことで急いで連れてきてくれた様です。
また、ノミがいそう・・・との事だったので首まわりの毛をかき分けてみてみると、確かにノミの糞が付着していました。

その他、食生活はいつものドッグフード他に時々パンやジャーキー、人のご飯(あげない様にはしている)を口にしているそうです。

ではどのくらい首まわりの湿疹ができていたかというと、この通りです。↓↓↓

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結構赤みがあり、冒頭にも話した様にノミの糞や汚れも付着していました。

皮膚のトラブルは様々なことが原因で起こるので1つとは限らないのですが、院内で一般的に行われる皮膚の検査をさせてもらったところ赤みのある部分には細菌感染がみられました。その他、目に見えない外部寄生虫の付着はありませんでした。

治療としてまずは抗生剤で細菌の数を減らすことと、抗菌剤入りシャンプーで洗ってもらいました。
ノミの糞の付着もあったので、ノミダニの駆虫薬もこの日つけてもらっています。

するとその次の診察ではだいぶ赤みも減り、湿疹部分も落ち着いていました!

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ではなぜ湿疹ができてしまったのか?が大切になってきますが、考えられることは食べ物の影響や外部寄生虫の影響、アレルギー、ホームケア不足の問題等々です。一旦お薬で落ち着いても、原因が続くとまた再発する可能性があります。

特にパンやジャーキーなどは痒みを引き起こして二次的に細菌感染を引き起こしやすい要因でもあり、当院でも太郎ちゃんの他に様々な患者さんが食べ物の影響で皮膚トラブルを起こしています。
また、ノミの付着もとても強い痒みや湿疹を引き起こしてしまうので予防をお勧めします。

現在も経過観察中の太郎ちゃん。

病院に来るのに慣れていないので、いつも怖がりながらの診察ではありますがとても頑張ってくれています!

今後もしっかりサポートしていきたいです!

 

獣医師 平湯

去勢手術を行ったクーちゃん

手術報告 2016.10.24 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったクーちゃんです。

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とっても好奇心旺盛で愛想の良いクーちゃん。
手術頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 木村

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

10月の福岡レクチャーシリーズに参加してきました!

セミナー参加 2016.10.23 UP DATE.

先日、福岡国際会議場で行われた福岡レクチャーシリーズに参加しました。

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講師は日本獣医生命科学大学教授、竹村直行先生で
内容は「僧帽弁閉鎖不全症の診断・治療【中編】」でした。

最新の論文に基づいた実践的な内容で、今までの方法からアップデートされているものもあったので、取り入れていきたいと思います。

獣医師 木村

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

子宮蓄膿症のチョコちゃん

手術報告 2016.10.22 UP DATE.

先日、元気・食欲が全くなくないと来られたのはミニチュア・ピンシャーのチョコちゃんです。
嘔吐や下痢などもないとの事ですが、熱を測ると39.8℃と高めでした。

いつもならご飯もガツガツ食べるチョコちゃんですが、ご飯を食べないし動きもないので、やっぱりいつものチョコちゃんと違うよねというお話をさせてもらってから院内で検査を行いました。

血液検査では白血球の数値も高く、炎症のマーカーであるCRPは測定不能なほど高値でした。しかしこれだけでは炎症がどこから起こっているかわからないのでお腹のエコーも行ってみると、子宮に液体が溜まっている所見が見られたのでおそらく子宮蓄膿症(子宮に膿がたまる病気)だとお話させてもらいました。

そうとなれば、外科的に卵巣と子宮全摘出を行うことが一般的な治療法となっているので少し脱水を改善するために点滴を流してからその日のうちに手術を行いました。

摘出した卵巣子宮がこちらです。

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現在、炎症の値も熱も下がり元気食欲もいつも通りに戻ってくれています!

チョコちゃんは6歳で今まで毎年予防の時に避妊手術をお勧めしていましたが、やはり手術はかわいそうという気持ちもありなかなか踏み出せずにいました。そういうお考えの飼い主さんはとても多く感じますが、避妊手術は様々なホルモン性の病気や今回のような子宮蓄膿症の予防にもつながります!なので、赤ちゃんを産ませたい!というお考えがないのであれば、早めの不妊手術をお勧めします。

チョコちゃんも、手術と入院生活頑張ってくれました♪
今後も経過をしっかり観察して、サポートしていきます。

 

獣医師 平湯

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

犬猫のてんかん診療 update2016(学際企画セミナー)に参加してきました。

セミナー参加 2016.10.21 UP DATE.

学際企画セミナーの犬猫のてんかん診療 update2016に参加してきました。

講師は日本獣医生命科学大学の長谷川大輔先生です。

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2014年に新たに設立されたIVETFという国際的なてんかんの獣医療についての委員会が、

最新のてんかんの定義・診断・治療等に関するレポートを昨年出したので、その解説と、

日々のてんかん診療における注意、抗てんかん薬の使用法など多岐にわたる充実した内容のセミナーでした。

 

犬猫のてんかんは病気それ自体はもちろんですが、治療がうまくいかないことでも動物や家族に大きな負担を負わせる

とても厄介な病気です。

今回のセミナーで診断や治療の流れの確認や新しい薬の知見が得られたので、

少しでもてんかんの動物とご家族の負担を減らせるように診察に生かしていきたいと思います。

 

獣医師 山﨑

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったニコちゃん

手術報告 2016.10.20 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったのはニコちゃんです。

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およそ生後6ヶ月のニコちゃんですが、お顔がすでにイケメンでとても人懐っこい子でした!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 平湯

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

アジア獣医皮膚科専門医協会主催セミナーに参加してきました!

セミナー参加 2016.10.19 UP DATE.

先日、アクロス福岡で行われたアジア獣医皮膚科専門医協会主催のセミナーに参加してきました。

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講師はVetDerm Osaka(東京農工大学名誉教授)の岩崎利郎先生(アジア獣医皮膚科専門医協会会長)で、
内容は「ガイドラインに基づいた診断法、治療法を身につける(犬のアトピー性皮膚炎・細菌性毛包炎・毛包虫症・糸状菌症)」でした。

それぞれの皮膚病に関して現場で実践につながる内容ばかりでとても勉強になりました。活かしていきたいと思います。

獣医師 木村

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

目ヤニがひどいまるちゃん

獣医師スタッフブログ 2016.10.18 UP DATE.

ここ1年ほど目ヤニがひどく止まらないと来院したのは、トイプードルのまるちゃんです。

眼の洗浄や抗生剤点眼、保湿点眼を行っていたそうです。

 

瞼が赤く腫れて大きな目ヤニの塊がくっついています。

眼の表面に光沢が少なく、結膜も充血していました。

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検査中の写真です。点眼薬を使った後なので、眼が潤っているように見えています。

角膜に傷はありませんでしたが、白く濁った部分があり、周りから血管が入り込んできていました。

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検査を色々行いましたが、その中のシルマーティアテスト(STT)という涙の量を測る検査で

両側とも≦5mmという重度の涙液量の低下が確認されました。

これより乾性角結膜炎(KCS)、いわゆるドライアイが第1に疑われました。

両側とも瞼が内まき気味なので、眼瞼内反症による涙液を貯める機能の問題も考えられますが、

犬のKCSの原因として最も多い免疫介在性のものであれば、免疫抑制剤の局所投与で涙液量の改善が望めるので、

点眼療法を行って反応を見ることになりました。

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お家での点眼を3種類、まず1週間頑張っていただきました。

眼の光沢が出てきていますし、赤みや目ヤニも少し引きました。

眼の検査はどうしても怖がって嫌がる子が多いのですが、とってもお利口に検査をさせてくれるまるちゃん。

このままどんどん良くなりますように!

 

獣医師 山﨑

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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