大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

去勢手術を行ったみかんちゃん

手術報告 2016.06.22 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったみかんちゃんです。

IMG_2141

みかんちゃんは両側の潜在精巣(陰睾)で精巣が陰嚢内に下降せず、鼠径部に停留してしまっていました。

IMG_2145

陰睾はそのままにしてしまうと精巣腫瘍となるリスクがあがるため、早めの去勢手術をおすすめしています。
みかんちゃんの場合、鼠径輪に挟まった形で精巣が位置していたため手術創が大きくなってしまいましたが、無事に精巣を摘出することができました。

少々大変な手術になりましたが、みかんちゃんとても頑張ってくれました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 木村

 

獣医医療開発主催のセミナーに参加してきました

セミナー参加 2016.06.23 UP DATE.

先日、行われたセミナーに参加してきました。

IMG_2181

講師は鹿児島大学共同獣医学部の高橋 雅先生
内容は「血栓症の予防」でした。

血栓症は実際に見たことはないですが、さまざまな病気から起こりうる可能性があり、突然死も起こってしまうような病気です。
よく見る病気ではないですが、知っておかないといけない病気なので、しっかり勉強しようと思いました。

獣医師 酒井

子宮卵巣全摘出術を行ったモナちゃん

手術報告 2016.06.20 UP DATE.

先日、子宮卵巣全摘出で避妊手術を行ったモナちゃんです。

IMG_2117

モナちゃんは元気・食欲がなくなって便がゆるいと来院されました。
エコー検査の結果、子宮が腫れている所見や卵巣に嚢腫様の所見が見られたため、卵巣子宮疾患として抗生剤や整腸剤を投与し、体調が戻るのを待ってから手術となりました。

手術前には体調も戻り、元気いっぱいで来院してくれたモナちゃん。

ただし、摘出した子宮は充血し拡張が認められました。

 

 
軽度の歯石がみられたため、同時に歯石除去も行いました。

IMG_2120

年齢を重ねるにつれ卵巣子宮疾患になる可能性は高くなるため、将来的に子どもを産ませる予定がない場合はそのリスクを避けるためにも避妊手術をおすすめしています。詳しいお話をお聞きになりたい場合は、いつでもご相談ください。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 木村

 

細菌性膿皮症のラムちゃん

診療日誌 2016.06.18 UP DATE.

全身に湿疹ができて、肉球の間も赤くてずっとなめていると来院されたのは、トイプードルのラムちゃんです。

IMG_2109

当院に来られたのは初めてでしたが、とってもおりこうさんでした。

体を見てみると、確かに腹部全体的に湿疹ができていて、ところどころ毛が薄くなっている部分もありました。

IMG_2106

IMG_2107

皮膚の検査を行い、湿疹がひどいので感受性試験(効果のある抗生剤を選ぶ検査)まで行うことにしました。

お家で2日に1回シャンプーを頑張ってもらい、抗生剤を飲んでもらって4日後・・・

IMG_1688

腹部の湿疹はすっかりよくなりました!!
まだ少し痒みがあるようなので、今後もサポートしていきたいと思います。

獣医師 酒井

避妊手術を行ったみぃちゃん

手術報告 2016.06.16 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったみぃちゃんです。

IMG_2127

おとなしくしていてくれるおりこうさんなみぃちゃん。
2回目の病院でしたが頑張ってくれました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 木村

 

重度口腔歯科処置と胸部腫瘤の摘出を行ったピュアちゃん

手術報告 2016.06.14 UP DATE.

先日、胸部の皮下腫瘤の摘出と、歯科処置を行ったミニチュア・ダックスのピュアちゃんです。

ピュアちゃん2

ふわふわな毛がかわいいピュアちゃん。いつも診察の時もとってもおりこうにしてくれています。今日はいつもと雰囲気が違うのでいつもより緊張しているようです。

昨年の10月頃から左側胸部に軟性の皮下腫瘤ができていましたが、ピュアちゃんがとてもこわがりさんということもあり、どんどん大きくなるようなら摘出を考えましょうとお話をして、経過観察をおこなっていました。
今回、大きさが少し大きくなったことと飼い主様のご希望もあり、手術を行うことになりました。

ピュアちゃん 腫瘤

↑ 摘出前

ピュアちゃん 腫瘤摘出後

↑ 摘出後

今回、同時に歯科処置も行いました。

ピュアちゃん 歯 処置前

↑ 処置前

ピュアちゃんは左右の後臼歯が1本ずつ割れていたので、その歯の抜歯も行いました。

ピュアちゃん 右歯 かけてる

↑ 歯が割れています。

ピュアちゃん 歯 処置後

↑ 処置後
消毒の色がついてしまっていますが、ツルツルピカピカになりました!

ピュアちゃんは2年前からアニマルウォーターを使ってのホームデンタルケアをして頂いており、全ての歯で歯周病の進行はありませんでした!
ホームデンタルケアで最も効果的なものはブラシを使った歯磨きです。
ただし、きちんと継続的に歯ブラシを出来る方が非常に少ない中、当院ではホームデンタルケアとしてアニマルウォーターとデンタルバイオをお勧めしています。
もちろん効果としては歯ブラシにはおよびませんが、日常的にできるケアとしては有効なものとしてお勧めしています。

獣医師 酒井

6月の福岡レクチャーシリーズに参加してきました

セミナー参加 2016.06.15 UP DATE.

先日、国際会議場で行われたセミナーに参加してきました。

IMG_1732

講師は日本獣医生命科学大学教授 竹村直行先生
内容は「心電図検査:心電図波形の成り立ちと心拡大の評価法」
でした。

心電図はもともと苦手だったのですが、竹村先生の講演はとてもわかりやすく、苦手意識が少し薄くなった気がします。
次回も心電図の続きなので楽しみです!

獣医師 酒井

肺炎になったスンギちゃん

診療日誌 2016.06.12 UP DATE.

昨日苦しそうに咳をしていたと来院されたのは、ミニチュア・ダックスのスンギちゃんです。
元気や食欲はあるそうで、今までに咳をしたことはなかったみたいです。スンギ

病院ではすごく元気でしたが、念のため胸部のレントゲンを撮りました。

  

スンギちゃんは4歳ですが、お年の割に肺野が全体的に白っぽく見えます。
診察中は特に咳もなく、心雑音もなく肺音も悪くなかったので、抗生剤と気管支拡張薬をお出しして3日後に来院してもらうことにしました。
ところが、その日の夜に急に具合が悪くなって、夜間病院に行かれ、次の日に再び来院されました。
呼吸は荒く、元気もありませんでしたので、すぐに酸素室に入り、そのままお預かりすることになりました。利尿剤に反応しなかったことと、血液検査で白血球の上昇、炎症の数値の上昇がみられたこと、オーナー様のお話から、化学物質の吸入による肺炎を疑いました。

入院2日目のレントゲンです。
スンギ4

肺野の透過性が亢進し、心陰影が見えなくなってしまっています。スンギちゃんの様子も呼吸が荒く、ぐったりしていました。

スンギ3

かなり辛そうです・・・

点滴と投薬を続け、入院4日目には食欲が出てきて、元気も出てきました。しかし、酸素室から出すとすぐに呼吸が荒くなっていました。
入院8日目には酸素室の中ではかなり呼吸が落ち着くようになってきました。
入院11日目には酸素室から出ても呼吸が落ち着いているようになりました。

すんぎ6

レントゲンも良くなっています。

点滴と投薬を続けて、入院は約3週間にもなりました。スンギちゃんはお肌も弱く、手作り食を食べていましたが、入院の間毎日オーナー様が面会に来られ、ごはんを持ってきてくださりました。スンギちゃんにもとっても励みになったと思います。

退院後も投薬は続けてもらっており、体調はすごく良く、わんちゃん友達と旅行にも行けたそうです!!

一時は本当にどうなるかと思いましたが、スンギちゃんの頑張りとオーナー様の愛情で奇跡的な回復を見せてくれました。
今後もしっかりサポートしていきたいと思います。

獣医師 酒井

 

 

避妊手術と乳歯抜歯を行ったマリンちゃん

手術報告 2016.06.10 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったマリンちゃん。

避妊手術人懐こく寄って来てくれるとてもかわいいマリンちゃんです。
上顎の両犬歯の乳歯が残ったまま、永久歯が生えてきてしまっていたので、同時に乳歯抜歯も行いました。

◎抜歯後

乳歯抜歯 

◎抜歯した乳歯

乳歯が残っていると永久歯との隙間に歯垢がたまりやすく、歯石の原因になってしまったり、歯並びが悪くなってしまったりします。
乳歯が残ってしまっている子は不妊手術のときに同時に抜歯をおすすめしています。

マリンちゃんとてもおりこうさんで頑張りました!

当院にご依頼頂きありがとうございました。
ご信頼に応え無事手術は終わっております。

獣医師 木村

去勢手術を行ったライちゃん

手術報告 2016.06.08 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったライちゃん。

去勢手術

目のラインがかっこいいライちゃん。とてもおりこうさんでした!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

獣医師 木村

重度口腔歯科処置を行ったこんのすけちゃん

獣医師スタッフブログ 2016.06.06 UP DATE.

先日、来院されたのはチワワのこんのすけちゃんです。

IMG_1898

初めは、最近鼻水が出るという事で一般身体検査をさせてもらった時にお口の中のチェックをすると重度歯周病が認められました。

こんのすけちゃんは今年で9歳になり、今後の生活の事も考えると口腔歯科処置を行った方がいいというお話をさせてもらい鼻水が落ち着いてから処置を行う事になりました。

◎処置前

IMG_1901

◎処置後

IMG_1902

こんのすけちゃんの場合は歯周病もひどく下顎の乳歯も残っていたので、下顎犬歯の乳歯を2本と下顎の切歯を2本抜歯しています。

ツルツルピカピカの歯になりました!

鼻水が出る原因としては様々な事が挙げられますが、その要因の一つに歯周病も入ってきます。(もちろん、他の原因を鑑別するには他の検査が必要となってきます)

現在、鼻水は落ち着いてきているとのことですが、お口のサプリメント(デンタルバイオ)を使用してもらいながら今後もこんのすけちゃんの様子を見ながらサポートしていけたらと思っています。

 

獣医師 平湯

胆嚢摘出をおこなった風子ちゃん

手術報告 2016.06.04 UP DATE.

先日このブログでもご紹介した急性胆嚢炎をおこした風子ちゃんのお話です。

今年の初めに体調が悪くなって入院し、退院してからは内科で調子は安定していました。
しかし、数日お薬をきらしてしまい、具合が悪くなってしまいました。血液検査がぐんと悪くなり、総胆管の拡張も見られました。
飼い主様がおしっこの色が濃くなったのに気付き来院され、すぐに処置ができたので内科で状態は回復しました。

今回は間に合いましたが内科でいつまで維持できるかという問題もあり、飼い主様と相談して手術で胆嚢を摘出することになりました。

手術中の様子です。

風子 オペ中

↑ 胆嚢炎による腹膜炎を併発していたので、かなりの癒着がみられました。

風子総胆管

↑ 総胆管の疎通を確認しているところです。

風子胆嚢

↑ 摘出した胆嚢です。
中を見てみると・・・

風子胆嚢割面

内容物が固体状になっていました。

病理検査の結果は壊死性出血性胆嚢炎で、腫瘍性の変化は観察されませんとのことでした。術後の経過は順調で現在も体調は良く、元気にしてくれています。

今後もしっかりサポートしていきたいと思います。

獣医師 酒井

その他のお知らせ