ブログ・お知らせ診療日誌

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

全身性膿皮症を繰り返すプーちゃん

診療日誌 2017.03.02 UP DATE.

「また、皮膚にかさぶたができて痒そう」と来院されたのはトイ・プードルのプーちゃんです。

数ヶ月前に全身痒がってかさぶたができていたのを治療したことがありましたが、
今回も同じような感じで痒そうとのことでした。

毛が伸びてしまいわかりにくかったため、お腹の毛を刈ってみると…

丘疹と皮膚小環がたくさんできていました。皮膚の検査をすると細菌がみえたため、診断は前回と同じ膿皮症とし、治療を始めました。
まずはその日に院内のトリミングで伸びた毛を切り、抗菌性の薬用シャンプーで洗います。

そのあとの写真です。

病変はお腹全体に広がっています。

お顔もすっきり可愛く切ってもらいました!

家での週1回のシャンプーと抗生剤を飲んでもらい、経過をみてみます…

赤みが減り、乾燥してきています。しっかりおうちでのスキンケアを頑張ってもらっているのが効果に出ていそうです。

小環周囲の赤みが減り、丘疹も少なくなってきました。

1ヶ月ぶりにもう一度薬用のシャンプーでのトリミングを受けてもらいます。

色素沈着は残っていますが本人のかゆみもなくなり、抗生剤を切っても維持できるようになりました。

手足の指間の赤みとかゆみがまだ残っていますが、お腹の様子もチェックしつつこのまま維持できるように
スキンケアを続けていきたいと思います。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

 

急性胃腸炎になったレイちゃん

診療日誌 2017.01.02 UP DATE.

2、3日前から吐いていて食欲もないと言われて来院されたのは、
ミニチュアシュナウザーのレイちゃんです。img_4933

とっても懐こくて、おりこうさんなレイちゃんです。
来院された時にはおなかが痛かったようで、元気はいつもの4割ぐらいということでした。
確かにお腹を触ると痛そうにしていました。

お話を聞いて、血液検査とエコーの検査をしました。
血液検査では、白血球の上昇と、炎症の数値のCRPの上昇が見られました。
エコーでは、ところどころ消化管の拡張と、腸間膜リンパ節の腫脹があり、腹膜炎の所見も見られました。
腸のダメージが重度だったので、そのままお預かりして点滴とお注射をすることになりました。

翌日、見るからに元気になり、CRPも正常値まで下がっていました。
食欲も出てきて、缶詰のご飯をガツガツ食べてくれました。
ただ、まだエコーではリンパ節の腫脹が認められました。

レイちゃんは日に日に元気になっていって、エコー所見もだいぶ良くなったので、
入院4日目で退院することになりました。
まだ、リンパ節の腫脹は残っているので、お薬は必要になりますが、このまま順調に回復してくれたらなと思います。

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↑ 入院中のレイちゃんです。
スタッフにもしっぽをふりふり愛想よくしてくれていました!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

爪が伸びすぎたしろちゃん

診療日誌 2016.12.12 UP DATE.

爪が肉球に刺さってるといって来院されたのは、猫のしろちゃんです。

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とってもおとなしいしろちゃんですが、初めての病院に緊張気味でした。

手を見てみると、確かに左手の肉球に爪が刺さっていました。
爪を切ってみると・・・(この時もしろちゃんはとってもおりこうでした。)

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見えにくいですが、肉球が裂けて傷になっていました。

抗生剤と消毒と舐めないようにカラーをお出しして4日後・・・

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傷は乾燥してふさがり、きれいになっていました。

猫さんでは特に、このような爪の伸びすぎによる怪我がたまにあります。
爪が巻いている子は特に刺さる前に切ってあげてくださいね。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

犬伝染性気管支炎に感染したコタロー君

診療日誌 2016.12.04 UP DATE.

「痙攣を起こして、夜間病院で治療していた」とのことで、朝からぐったりした状態で担ぎ込まれたのは、チワワの2ヶ月齢のコタロー君でした。

まだ体重が772gしかないコタロー君は、今にも呼吸が止まりそうな危険な状態でしたので、ICU管理をしながら各種チェックを行っていきました。img_3226
↑重篤な呼吸困難状態なので酸素給与を開始した状態

 

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↑初診時のレントゲン写真(肺野の透過性が著しく低下しています)

初診時の検査では重度な炎症反応が存在していることがわかり、ジステンパーウイルスの検査は陰性でしたので、犬伝染性気管支炎と仮診断し、各種感染症の検査結果を待ちながら、ICU管理を続けることになりました。

経過としては、始めの状態からは考えられないくらい良好で、3日間のICU管理を経て無事退院し、通院治療が可能な状態まで回復してくれました。

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↑退院後のレントゲン写真

結果として、ボルデテラ感染症とマイコプラズマ感染症の二重感染が認められましたが、この二つの伝染病は完治が可能なものであったことは幸いでした。

最終的には約3週間の治療で完治と判断しました。

あれから2ヶ月が過ぎ元気に最後のワクチン接種に来てくれたコタロー君です。

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見違えるほど大きく成長してくれています!

これからも健康な生活が送れるように、しっかりサポートしていきたいです。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

後ろ足を骨折したクロちゃん

診療日誌 2016.11.18 UP DATE.

 

今回は、足を骨折した子猫のクロちゃんのお話です。

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クロちゃんは8月中旬に「遊んでいて高いところから落ちたみたい。声を出して痛がり、足を引きずっている。」とのことで急いで来院されました。

診てみると確かに右後肢に負重がなく、痛みがありました。
外から見て明らかな異常は見られなかったため、骨に異常がないかレントゲンを撮影してみると…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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膝から下の部分の脛骨という骨が真ん中辺りで斜めに折れていました。。。(レントゲンは固いものが白く、空気が黒く写ります。)

骨折線のずれがほとんどないこと、骨折部が関節から離れていること、当時4ヵ月齢という成長期であったことから、手術はせず外からの固定で経過をみていくことにしました。

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(↑固定後の写真)

家でのケージレストによる絶対安静を徹底してもらい、固定のずれがないか骨のずれがないかみていきます。

●骨折3日後…
外固定の巻物が少しずれてしまいましたが大きなゆるみもなく、このまま巻き直さずに経過をみることにしました。

●骨折8日後…
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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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大きなずれもなく骨折部を架橋するように骨ができてきています。順調です!

●骨折15日後…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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さらに骨折縁や骨折部が不明瞭になってきているので、骨組織が順調に作られています。
ここまでケージレストと外固定で順調にきたので、この日巻き物を外して骨折した足に少しずつ負重させていくようにしました。

●骨折22日目…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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骨がだいぶできてくっついてきました。基本はケージレストですが、少しずつリードをつけての室内散歩をしてもらい、足に体重をかける機会をしっかりつくります。しかし、ジャンプは厳禁。まだまだ油断は禁物です。

●骨折29日後…

順調なので人の膝くらいの高さの上下運動も始めていきます。

●骨折49日後…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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骨折線も不明瞭になり、脛骨の辺縁もしっかりつながりました!
歩き方も問題なく、無事に外固定だけで良くなりました。

今回は他にも猫さんを飼っていらっしゃるお家なので、ケージレストによる絶対安静がいかにできるかがとても重要でした。
遊び盛りの子猫さんなので大変だったと思いますが、しっかりと安静ができたことで手術をせず短期間の外固定で治すことができました。

クロちゃんもご家族の皆さんも頑張っていただいたおかげで順調に治すことができてよかったです(^^)

獣医師 木村

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

2つの寄生虫が検出されたクーちゃん

診療日誌 2016.11.04 UP DATE.

今回は学校に1人で弱っているところを保護された子猫のクーちゃんのお話です。

img_3933軟便だったので便の検査をしたところ
「コクシジウム」のオーシストが検出されました。

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駆虫薬を投与し、1週間経過をみてみると…

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さらに多くのコクシジウムが!!!

便の状態はよくなっていましたがまだ排出されていたため、駆虫薬はもう少し続けてもらうことにしました。

2週間後でもまだみられたので3週間経ってからもう一度検査をしてみると
便の中にはコクシジウムのオーシストはみつかりませんでした。
便の状態もすっかりよくなり、お薬もやめることができました。

さらに1ヵ月後…

「便にそうめんみたいなのが出て動いていた。ゴキブリを夜中に追いかけて食べているのを何日か前に見た。」
とのことで来院されました。

糞便検査をしてみると…

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今度は回虫卵が!!!
便中にでてきていたのは成虫だったのでしょう。。。
特に症状はみられなかったのですが、フィラリアやノミも同時に予防し、回虫も駆虫できるお薬をつけて成虫がでてくるかどうか見てもらいました。

お薬つけて2日間回虫が便に出てきていたそうですが、10日後の糞便検査では回虫卵はすっかりなくなっていました。

 

●コクシジウム

コクシジウムとは腸粘膜上皮に寄生する原虫です。
オーシストを含む汚染された食物を経口的に摂取することで感染しますが、成猫の場合、感染しても症状を示さないことが多いです。しかし生後6ヶ月未満の子猫の場合、下痢や嘔吐、発熱などの症状を示すことがあります。腸で成長したコクシジウムは糞便中にオーシストを排出し、汚染された糞便を摂取することで再感染するというサイクルを繰り返します。特に外にいる子猫さんで多いのは母親が糞便中に排出しているオーシストを摂取することで感染し、子猫が症状を示すというものです。

今回、外にいるところを拾われたクーちゃんは、コクシジウムにすでに感染しており、おうちに来てから発症したことが考えられます。症状は下痢が何日か続いただけで落ち着き、駆虫薬の効果も奏して早めの対応ができました。
子猫さんを拾われた場合は、様子確認で病院に来られる際に便も持参して頂くことで、症状が悪化する前に対処ができることもありますので、ぜひ一緒に持って来られてください。

 

●回虫

線虫類に分類される回虫は犬・猫それぞれに感染する種類があり、虫卵は広く環境土壌中に分布しているため、容易に経口感染が起こる寄生虫です。成虫は10cm前後にもなり、地域猫を対象にした寄生虫感染の調査では猫回虫が最も陽性率が高いそうです。ネズミやゴキブリなどの生き物を捕食することで体内に仔虫を取り込み、小腸内で孵化し、幼虫は肝臓から肺へと血液中を通って移行します。そのため、母親の胎盤や乳汁から感染することもあるため、症状がなくても子犬や子猫に予防的に駆虫薬をつけることも推奨されています。症状は多数感染した場合、幼虫の移行に伴って肝障害や肺炎、成虫が消化管内に寄生することで腸を刺激し、腹囲の膨大や発育不良、多数の虫体による腸管の通過障害などを起こすことがあります。

今回、クーちゃんは重大な症状を示すことはありませんでしたが、しっかり駆虫しておくことで発症を防ぐことができます。クーちゃんのように猫さんはゴキブリやネズミなどを捕まえてくわえることもあると思いますので、月に一度の駆虫薬の滴下によって予防していくこともご検討していただけたらと思います。

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(写真は犬回虫の成虫です。患者さんが持って来られてリヴで保管しています…)

クーちゃんは今後も月に一度の投与を続けて経過を見ていきたいと思います!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

熱中症になったユキちゃん

診療日誌 2016.11.02 UP DATE.

今回はお家でお留守番中に熱中症になってしまったチワワのユキちゃんのお話です。

普段はクーラーをつけて出かけられるそうなのですが、その日は忘れてしまって、
10時頃から15時頃までお出かけをされていたそうです。

血液検査では重度の脱水と溶血が見られました。
血漿に重度の溶血が見られました。
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本当は透明なはずの血漿部分(チューブの上の方)が真っ赤になってしまっています。

すぐに入院して、まずは脱水の改善を目指しました。

おしっこも真っ赤な血色素尿が出ていました。

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赤というよりどす黒いです・・・

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おしっこの色はだいぶ薄くなってきました!
まだ元気は出てきません。

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↑ 入院中のユキちゃん
緊張と元気がないので、隅っこでかたまっています。

3日目になると、立ち上がってしっぽを振ってくれたり、吠えたりするようになりました。
おしっこの色も黄色に戻りました。

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入院から6日後、一般状態や血液検査の数値も良くなったので、退院することになりました。
翌日様子を見せに来てもらいましたが、調子も良いみたいでした。

その後も元気にしてくれているようです

今回、ユキちゃんは回復して元気になってくれましたが、熱中症で命を落としてしまうこともあります。
もうすっかり涼しくなりましたが、来年の夏にはお気を付けください。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

難治性角膜潰瘍のガブリエル君

診療日誌 2016.10.28 UP DATE.

以前、尿道結石で治療を頑張ったガブリエル君ですが、今回は右眼の角膜に潰瘍を起こしてしまいました。

各種点眼療法を実施しましたが、結果的に1ヶ月間一進一退を繰り返し、不良肉芽の形成も認められたので、外科的に対処することにしました。

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↑透明な角膜に出来た不良肉芽組織。透明性が失われ、同時に潰瘍も存在しています。

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↑肉芽組織を除去し、治癒促進のために放射状角膜切開術を施して最後に角膜の保護の目的で眼瞼縫合を実施しました。

そして、3週間後、

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まだ、白濁は残りますが、ほぼ綺麗に治りました。

ガブリエル君も久しぶりに右眼が使えるようになって嬉しそうでした。

ちなみに、ガブリエル君は寝てる時に半目を開いているそうで、今回治りが悪かったのも角膜の乾燥が原因であったのではと考えています。

今後も再発を注意しつつサポートを頑張ります。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

急性湿疹ができてしまった太郎ちゃん

診療日誌 2016.10.26 UP DATE.

今回は急に湿疹ができてしまったMIXの太郎ちゃんのお話です。

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飼い主さんからお話を聞くと、昨日首の湿疹に気づいたとのことで急いで連れてきてくれた様です。
また、ノミがいそう・・・との事だったので首まわりの毛をかき分けてみてみると、確かにノミの糞が付着していました。

その他、食生活はいつものドッグフード他に時々パンやジャーキー、人のご飯(あげない様にはしている)を口にしているそうです。

ではどのくらい首まわりの湿疹ができていたかというと、この通りです。↓↓↓

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結構赤みがあり、冒頭にも話した様にノミの糞や汚れも付着していました。

皮膚のトラブルは様々なことが原因で起こるので1つとは限らないのですが、院内で一般的に行われる皮膚の検査をさせてもらったところ赤みのある部分には細菌感染がみられました。その他、目に見えない外部寄生虫の付着はありませんでした。

治療としてまずは抗生剤で細菌の数を減らすことと、抗菌剤入りシャンプーで洗ってもらいました。
ノミの糞の付着もあったので、ノミダニの駆虫薬もこの日つけてもらっています。

するとその次の診察ではだいぶ赤みも減り、湿疹部分も落ち着いていました!

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ではなぜ湿疹ができてしまったのか?が大切になってきますが、考えられることは食べ物の影響や外部寄生虫の影響、アレルギー、ホームケア不足の問題等々です。一旦お薬で落ち着いても、原因が続くとまた再発する可能性があります。

特にパンやジャーキーなどは痒みを引き起こして二次的に細菌感染を引き起こしやすい要因でもあり、当院でも太郎ちゃんの他に様々な患者さんが食べ物の影響で皮膚トラブルを起こしています。
また、ノミの付着もとても強い痒みや湿疹を引き起こしてしまうので予防をお勧めします。

現在も経過観察中の太郎ちゃん。

病院に来るのに慣れていないので、いつも怖がりながらの診察ではありますがとても頑張ってくれています!

今後もしっかりサポートしていきたいです!

 

獣医師 平湯

全身に毛玉が出来てしまったマリルちゃん

診療日誌 2016.10.14 UP DATE.

全身に毛玉ができてしまったと来院されたのはメインクーンのマリルちゃんです

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とってもかわいいお顔のマリルちゃん。おとなしくておりこうさんでした。

体を見てみると…

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写真ではわかりにくいですが、全身に大量の毛玉ができてしまっていました。

毛玉は放っておくとその下の皮膚が悪くなってしまう可能性があります。
マリルちゃんは麻酔をかけて毛刈りを行うことになりました。

処置後

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すっきりきれいになりました!!

幸い皮膚も悪くありませんでした。

マリルちゃんよくがんばりました。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

壊死性髄膜脳炎のつぼみちゃん

診療日誌 2016.10.02 UP DATE.

3日前からお顔がかたむいているといって来院されたのは、パピヨンのつぼみちゃんです。
元気、食欲は変わりないみたいですが、見てみると確かにお顔が傾いていました。

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↑ 初診の時のつぼみちゃん
かなりお顔が傾いています。
歩き方も少し右に倒れるような感じでした。

斜頸の原因としては
・内耳の問題
・前庭の問題
・脳の問題
などが考えられますが、まだ若いので前庭障害は考えにくく、お耳もきれいだったので、
念のためMRIを撮りにいってもらうことにしました。

脳脊髄液の検査もしてもらった結果、壊死性髄膜脳炎と診断されました。

壊死性髄膜脳炎とは別名パグ脳炎とも呼ばれており、特発性の非感染性脳炎です。
原因ははっきり解明されておらず、免疫介在性の疾患であることが疑われています。

治療は、2種類の免疫抑制剤を使用し、脳圧を下げるお薬も飲んでもらっています。
てんかん発作を伴う場合は抗てんかん薬も同時に使用しますが、つぼみちゃんは
てんかん発作は見られないため、抗てんかん薬は使用していません。

治療開始から約2週間後

斜頸はよくなりました!!
元気、食欲もしっかりあるみたいで、まずは順調です。
ただ、お薬の影響もあり、体重が増えてしまいました。

その後も定期的に通っていただいて、免疫抑制剤の量を少しずつ減らしていきました。
飼い主さんの頑張りとご協力があり、ダイエットも成功しました!!

現在は病気がわかってから約7カ月が経とうとしていますが、お薬の量も徐々に減らしながら
経過はとっても順調です。

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いつも可愛い洋服を着てしっぽをふりふり大喜びで病院にきてくれます。
とても良く似合ってますね!!

今後もしっかりサポートしていきたいと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

皮膚糸状菌症にかかったプリンちゃん

診療日誌 2016.09.20 UP DATE.

耳のところにできものが出来たと来院したプリンちゃん。

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十円玉大で毛が薄く、皮膚がガサガサとなり、ただれている部分もあります。

診察を始めると、痒そうな素振りも!

お家の中で飼っているとのことでしたが、もしやと思いブラックライトを当てる「ウッド灯検査」という検査をしてみると・・・

img_0855写真が分かりにくいですが、分かるでしょうか?

病変の部分がきれいに蛍光を発しています。

さらに詳しい皮膚の検査をしてみました。

すると

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抜毛検査で被毛にぎっしりと分節分生子(胞子)が確認できました!!

 

プリンちゃんは皮膚糸状菌症、いわゆる猫カビだったのでした。

よくお話を聞くと、この子は室内飼育だが、他の猫が外出するとのこと。

さらに、連れてきたお母さんにも皮膚症状が出ている可能性がありました。

 

犬猫の皮膚糸状菌症は基本的に保菌している動物との接触によります。さらに、人にも感染することのある人獣共通感染症です。

 

上で保菌と書いたのは、動物に感染したとしても被毛にだけ生息して症状をあらわさない不顕性感染となり、他の動物や人への感染源となることがあるからです。

猫の場合はほとんどMicrosporum canisというカビが原因です。

野良猫さんで感染している子が多いようで、飼い猫さんで診断される場合も外出歴のある子が殆どです。

今回は他の猫との隔離と塗り薬での治療、そして家の大掃除・消毒で経過をみることにしましたが、多頭飼育であり、且つ外出する他の子の不顕性感染の可能性があることが心配です。

しっかりと経過を追っていきたいと思います。

今回は猫診療日誌なので、犬に関してや、もっと細かい部分に関してはまたの機会に書ければと思います。

 

獣医師 山﨑

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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