ブログ・お知らせ診療日誌

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

耳がかゆいカプちゃん

診療日誌 2017.07.10 UP DATE.

今回は、ここ数日お耳がかゆい少し怖がりなカプちゃんです。

2ヶ月ほど前に猫白血病とヘモプラズマ感染からの重度貧血で危ない状態になっていましたが、治療の甲斐あってやっと良くなってきた子です。

その経過診察でのことでした。

耳の縁が赤くなって、少しブツブツしています。耳の中はきれいでした。

調べてみると、、、

 

疥癬ダニです!

下に卵もありますし、良く見ると卵をお腹に持っています。

疥癬は多くの動物に接触で感染する可能性のあるダニで、人にも状況によっては感染することがあります。

検査で簡単に見つからないこともあるので、今回見つかって良かったです。

猫白血病があるため免疫的な不安はありますが、そちらの対応も行いつつ、しっかり治療をしていきたいと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

トウモロコシを盗み喰いしてしまったもこ君

診療日誌 2017.06.26 UP DATE.

「二回嘔吐した。そういえば一昨日トウモロコシを芯ごと盗み食いしていた。」とのことで来院したのは、11才のミニチュアシュナウザーのもこ君でした。

早速エコー検査を実施したところ

↑胃内にトウモロコシの芯を疑わせる所見が確認され、幸い腸閉塞の所見はなかったので胃カメラで摘出することになりました。


↑胃カメラで見た胃内にあるトウモロコシの芯です。三つもありました・・・

今回は腸に詰まってしまう前に摘出できてよかったです。

トウモロコシ美味しいですよね。皆さんも気をつけてください。

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靴下を飲み込んでしまったフールちゃん

診療日誌 2017.06.20 UP DATE.

今は元気だけど、さっき靴下を飲み込んでしまったとのことで来院されたのは、8ヶ月齢のフレンチブルドックのフールちゃんでした。


↑何だか申し訳なさそうなフールちゃん

異物を飲み込んでしまった場合、催吐処置で吐かせる場合もありますが、フレンチブルドックのような短頭種は喉に詰まってしまうと緊急状態になります。

また、腸に詰まってしまうと開腹手術が必要になりますので内視鏡で摘出することになりました。

 
↑胃カメラを胃に挿入すると泡にまみれた靴下を発見。早速摘出をしました。


↑出てきた靴下です。結構大きかったですね。

腸に詰まってしまう前に摘出できてよかったです。処置後の麻酔からの覚めも良好でした。

今後は同じようなことがないように気をつけてくださいね。

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ひも状異物による腸閉塞を起こしたカブちゃん

診療日誌 2017.06.12 UP DATE.

お肌のトラブルでずっとサポートを続けていたピットブルのカブちゃんですが、急に吐き出して元気がないとのことで来院されました。

*手術中の写真がありますので、ご注意ください。

診察してみると確かにいつも元気なカブちゃんがシュンとして大人しくしています。
早速、血液検査と腹部超音波検査をしてみると、腸閉塞を強く疑う所見が認められたので、緊急手術になりました。


↑腸管の拡張所見


↑腸管拡張部位に異物を疑わせる所見が認められる


↑腸管切開をしてひも状の異物を取り出している


↑胃を切開してプラスチック製の異物を摘出している

ということで、カブちゃんも頑張りました。下が摘出した異物です。

飼い主の方に確認するとお布団を縛っていたビニールひもだろうとのことでした。


↑退院前のカブちゃん。いつもの元気が戻って嬉しいです


↑病院裏で楽しいお散歩中です。

今回は胃腸がかなり広範囲でダメージを受けていましたが、幸い胃穿孔や腸穿孔を起こしていなかったのが幸いでした。

今後も同じことがないようにと祈っております。

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腎嚢胞切開を行ったタロちゃん

診療日誌 2017.05.30 UP DATE.

一年前から右側の腎臓に嚢胞が確認されていた15才のチワワのタロちゃん。

定期検診で、その嚢胞が徐々に大きくなっていることが分かり、本来の腎臓が圧迫されてしまっていました。


↑エコー検査所見。黒い部分が嚢胞(本来の腎臓は押し潰されてしまっている)

タロちゃんは加齢に伴って心臓も肝臓も悪くなっていましたが、このままでは右側の腎臓の機能が失われ更に今後も大きくなる嚢胞で他の臓器にも障害が出る可能性がありました。そこで飼い主の方と相談し、嚢胞の表面を外科的に切開し液体が貯まらないようにする手術を実施することになりました。


↑腎嚢胞切開後の手術所見

腎嚢胞切開が無事に終了しその他に異常がないか確認したところ、右側肝臓の内外側の表面が腫瘍を疑わせるような形状をしているのを確認しました。


↑表面が不整な肝臓表面

手術時の所見では完全切除が難しい場所でしたので、今回は一部を切除し病理検査を実施することにしました。

術後の経過は順調で、嚢胞で圧迫されていた右側腎臓も大きさの縮小が認められましたが、形状をなんとか維持することができました。

肝臓の病理検査も良性病変との診断でしたので、みんなで一安心です。

今後もサポートを頑張っていきます。

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脾臓の腫瘤を切除したチョコちゃん

診療日誌 2017.05.18 UP DATE.

肩関節の不安定症や慢性肝臓胆嚢障害の治療で通っているミニチュアダックスのチョコちゃんも、もうすぐ10才です。

今回は定期検診のために腹部のエコー検査を実施しました。

↑脾臓全体の腫大と頭側に内部構造が不整な所見が認められた


↑肝臓の一部に腫瘤が認められた


↑胆石の形成が確認

いくつかの異常所見が認められたので、飼い主の方と相談し、念のためにCT検査を実施することにしました。

↑脾臓の腫瘤のCT所見


↑胆石のCT所見


↑肝臓のCT所見

 

CT検査の結果、脾臓と肝臓の腫瘤以外は転移性の病変も認められず、胆石は胆嚢内だけでなく胆嚢頸部にも認められ閉塞の危険性があるとのことでした。

そこで、脾臓の摘出と胆嚢摘出及び肝臓腫瘤の切除を行うことにしました。


↑肝臓の腫瘤


↑切除後


↑切除後の脾臓


↑摘出した胆嚢

一度に三か所の手術を、チョコちゃん頑張ってくれました。

その後、摘出した肝臓や脾臓を病理検査したところ、良性病変とのことで結果がかえってきました。

術後の経過も予想より順調で、今後もみんなでサポートしていきたいと思います。

福岡動物メディカルパーゥ リヴ動物病院

前十字靭帯が断裂したシドちゃん

診療日誌 2017.05.16 UP DATE.

「数日前から左足を上げて歩く」とのことで来院したのはパピヨンのシドちゃん12才でした。

早速、触診をしてみると左側の膝関節が重度に腫大していました。
シドちゃんは若い頃から両側の膝蓋骨脱臼を持っており、その関係でのトラブルを疑いました。

その後レントゲン撮影をしてみると

↑左側の膝蓋骨脱臼と

↑前十字靭帯断裂を強く疑わせる所見が得られたので、オーナーのご希望もあり手術を実施しました。

ちなみに、膝蓋骨脱臼を持っている子が膝に強い衝撃を受けたりすると靭帯の断裂が合併症として起こります。

術後は1週間ほど入院管理をし、現在4週間ほど経過していますが、順調に経過しております。

今後の膝の負担を軽くするために、ケアをしっかりと続けていく予定です。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

全身性膿皮症を繰り返すプーちゃん

診療日誌 2017.03.02 UP DATE.

「また、皮膚にかさぶたができて痒そう」と来院されたのはトイ・プードルのプーちゃんです。

数ヶ月前に全身痒がってかさぶたができていたのを治療したことがありましたが、
今回も同じような感じで痒そうとのことでした。

毛が伸びてしまいわかりにくかったため、お腹の毛を刈ってみると…

丘疹と皮膚小環がたくさんできていました。皮膚の検査をすると細菌がみえたため、診断は前回と同じ膿皮症とし、治療を始めました。
まずはその日に院内のトリミングで伸びた毛を切り、抗菌性の薬用シャンプーで洗います。

そのあとの写真です。

病変はお腹全体に広がっています。

お顔もすっきり可愛く切ってもらいました!

家での週1回のシャンプーと抗生剤を飲んでもらい、経過をみてみます…

赤みが減り、乾燥してきています。しっかりおうちでのスキンケアを頑張ってもらっているのが効果に出ていそうです。

小環周囲の赤みが減り、丘疹も少なくなってきました。

1ヶ月ぶりにもう一度薬用のシャンプーでのトリミングを受けてもらいます。

色素沈着は残っていますが本人のかゆみもなくなり、抗生剤を切っても維持できるようになりました。

手足の指間の赤みとかゆみがまだ残っていますが、お腹の様子もチェックしつつこのまま維持できるように
スキンケアを続けていきたいと思います。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

 

急性胃腸炎になったレイちゃん

診療日誌 2017.01.02 UP DATE.

2、3日前から吐いていて食欲もないと言われて来院されたのは、
ミニチュアシュナウザーのレイちゃんです。img_4933

とっても懐こくて、おりこうさんなレイちゃんです。
来院された時にはおなかが痛かったようで、元気はいつもの4割ぐらいということでした。
確かにお腹を触ると痛そうにしていました。

お話を聞いて、血液検査とエコーの検査をしました。
血液検査では、白血球の上昇と、炎症の数値のCRPの上昇が見られました。
エコーでは、ところどころ消化管の拡張と、腸間膜リンパ節の腫脹があり、腹膜炎の所見も見られました。
腸のダメージが重度だったので、そのままお預かりして点滴とお注射をすることになりました。

翌日、見るからに元気になり、CRPも正常値まで下がっていました。
食欲も出てきて、缶詰のご飯をガツガツ食べてくれました。
ただ、まだエコーではリンパ節の腫脹が認められました。

レイちゃんは日に日に元気になっていって、エコー所見もだいぶ良くなったので、
入院4日目で退院することになりました。
まだ、リンパ節の腫脹は残っているので、お薬は必要になりますが、このまま順調に回復してくれたらなと思います。

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↑ 入院中のレイちゃんです。
スタッフにもしっぽをふりふり愛想よくしてくれていました!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

爪が伸びすぎたしろちゃん

診療日誌 2016.12.12 UP DATE.

爪が肉球に刺さってるといって来院されたのは、猫のしろちゃんです。

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とってもおとなしいしろちゃんですが、初めての病院に緊張気味でした。

手を見てみると、確かに左手の肉球に爪が刺さっていました。
爪を切ってみると・・・(この時もしろちゃんはとってもおりこうでした。)

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見えにくいですが、肉球が裂けて傷になっていました。

抗生剤と消毒と舐めないようにカラーをお出しして4日後・・・

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傷は乾燥してふさがり、きれいになっていました。

猫さんでは特に、このような爪の伸びすぎによる怪我がたまにあります。
爪が巻いている子は特に刺さる前に切ってあげてくださいね。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

犬伝染性気管支炎に感染したコタロー君

診療日誌 2016.12.04 UP DATE.

「痙攣を起こして、夜間病院で治療していた」とのことで、朝からぐったりした状態で担ぎ込まれたのは、チワワの2ヶ月齢のコタロー君でした。

まだ体重が772gしかないコタロー君は、今にも呼吸が止まりそうな危険な状態でしたので、ICU管理をしながら各種チェックを行っていきました。img_3226
↑重篤な呼吸困難状態なので酸素給与を開始した状態

 

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↑初診時のレントゲン写真(肺野の透過性が著しく低下しています)

初診時の検査では重度な炎症反応が存在していることがわかり、ジステンパーウイルスの検査は陰性でしたので、犬伝染性気管支炎と仮診断し、各種感染症の検査結果を待ちながら、ICU管理を続けることになりました。

経過としては、始めの状態からは考えられないくらい良好で、3日間のICU管理を経て無事退院し、通院治療が可能な状態まで回復してくれました。

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↑退院後のレントゲン写真

結果として、ボルデテラ感染症とマイコプラズマ感染症の二重感染が認められましたが、この二つの伝染病は完治が可能なものであったことは幸いでした。

最終的には約3週間の治療で完治と判断しました。

あれから2ヶ月が過ぎ元気に最後のワクチン接種に来てくれたコタロー君です。

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見違えるほど大きく成長してくれています!

これからも健康な生活が送れるように、しっかりサポートしていきたいです。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

後ろ足を骨折したクロちゃん

診療日誌 2016.11.18 UP DATE.

 

今回は、足を骨折した子猫のクロちゃんのお話です。

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クロちゃんは8月中旬に「遊んでいて高いところから落ちたみたい。声を出して痛がり、足を引きずっている。」とのことで急いで来院されました。

診てみると確かに右後肢に負重がなく、痛みがありました。
外から見て明らかな異常は見られなかったため、骨に異常がないかレントゲンを撮影してみると…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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膝から下の部分の脛骨という骨が真ん中辺りで斜めに折れていました。。。(レントゲンは固いものが白く、空気が黒く写ります。)

骨折線のずれがほとんどないこと、骨折部が関節から離れていること、当時4ヵ月齢という成長期であったことから、手術はせず外からの固定で経過をみていくことにしました。

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(↑固定後の写真)

家でのケージレストによる絶対安静を徹底してもらい、固定のずれがないか骨のずれがないかみていきます。

●骨折3日後…
外固定の巻物が少しずれてしまいましたが大きなゆるみもなく、このまま巻き直さずに経過をみることにしました。

●骨折8日後…
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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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大きなずれもなく骨折部を架橋するように骨ができてきています。順調です!

●骨折15日後…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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さらに骨折縁や骨折部が不明瞭になってきているので、骨組織が順調に作られています。
ここまでケージレストと外固定で順調にきたので、この日巻き物を外して骨折した足に少しずつ負重させていくようにしました。

●骨折22日目…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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骨がだいぶできてくっついてきました。基本はケージレストですが、少しずつリードをつけての室内散歩をしてもらい、足に体重をかける機会をしっかりつくります。しかし、ジャンプは厳禁。まだまだ油断は禁物です。

●骨折29日後…

順調なので人の膝くらいの高さの上下運動も始めていきます。

●骨折49日後…

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(↑横からの画像 ↓前からの画像)

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骨折線も不明瞭になり、脛骨の辺縁もしっかりつながりました!
歩き方も問題なく、無事に外固定だけで良くなりました。

今回は他にも猫さんを飼っていらっしゃるお家なので、ケージレストによる絶対安静がいかにできるかがとても重要でした。
遊び盛りの子猫さんなので大変だったと思いますが、しっかりと安静ができたことで手術をせず短期間の外固定で治すことができました。

クロちゃんもご家族の皆さんも頑張っていただいたおかげで順調に治すことができてよかったです(^^)

獣医師 木村

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