大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

学際セミナーに参加しました!

セミナー参加 2018.03.17 UP DATE.

先日、福岡朝日ビルで行われた学際企画のセミナーに参加しました!

講師は日本獣医生命科学大学の余戸先生で
内容は「一次診療で役立つ 眼科の内科治療とマイナーサージェリー」

でした。

眼科疾患を症状別に取り上げて診断から治療までお話を聞けました。
眼科は専門性が高く、しっかり勉強しておかないと診断治療までいけないなと感じることが多いので
今回全般的なお話を聞くことができてよかったです。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

吐いて食べないココアちゃん

獣医師スタッフブログ 2018.03.16 UP DATE.

しばらく吐き気があったが、急に食欲がなくなった、と来院されたのはおっとりダックスのココアちゃんです。

レントゲンを撮ってみると、、

お腹の中に白い塊が、、、

場所から考えて小腸のようです。

エコー検査でも腸閉塞を疑う所見が得られたので、

異物誤食による腸閉塞と診断し、緊急開腹を行うことにになりました。

 

お腹を開けて腸を見ていくと、明らかに一部以上に膨れている部分がありました。

切開を入れて取り出してみると、

なんとステンレス製の器具にくっつきました。

腸に詰まっていたのは磁石でした。

 

後で聞いてみると、かなり前に磁石でくっつくぬいぐるみを壊していた、とのこと。

その時に食べてしまった磁石が胃に残っていて、今回ついに腸に流れていって詰まってしまった、ということのようでした。

 

一度異物誤食をした子は繰り返しますので、お家でも注意してもらいつつ、経過を見ていこうと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

腹腔鏡下避妊手術と乳歯抜歯を行ったティノちゃん

手術報告 2018.03.14 UP DATE.

先日、避妊手術と乳歯抜歯の処置を行ったティノちゃんです。

ティノちゃんはなるべく負担が少ないようにと腹腔鏡での避妊手術を行いました。

腹腔鏡下避妊手術とは開腹せずに細長いカメラと鉗子を使ってお腹の中で卵巣摘出を行う方法で
開腹して外に臓器を引っ張ることがないため、その際の痛みを抑えられることや
一つ一つの傷が小さいため術後の回復が早いことがメリットとなります。

詳しくお話をお聞きになりたい場合は一度お問い合わせください!

また、ティノちゃんは乳歯が残ったまま永久歯が生えてきている乳歯遺残の状態だったため、乳歯の抜歯も同時に行いました。

切歯(前歯)と犬歯の乳歯がたくさん残ってしまっています。
生後6ヶ月過ぎてからも乳歯が残って永久歯が生えてきた場合、歯並びが悪くなったり歯周病の原因になることがあるので
早めに獣医師に相談していただけると良いと思います。

ティノちゃんは大人になっても乳歯がたくさん残ったままになっていたので歯並びが少し悪く、歯垢も溜まり始めていました。
乳歯は全部抜けたので今後のケアでしっかり綺麗に保ってもらいたいと思います!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったトムちゃん

手術報告 2018.03.12 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったトムちゃんです。

お顔は見せてくれていましたがほぼ初めての病院だったトムちゃん。
ちょっぴり病院を嫌われてしまいましたが…手術とお泊まり頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

ケイレンが出たミルクちゃん(高血圧症について①)

獣医師スタッフブログ 2018.03.08 UP DATE.

最近ケイレンが出た、と来院したのは御年20歳のミルクちゃんです。

この写真は検査前でムスッとした顔ですが、とても20歳には見えない毛艶の良い美人さんです。

この年齢でケイレンということで脳の問題、心臓の問題、代謝の問題など

いろいろな原因が考えられたため、神経学的検査、血液検査、エコー検査をまず念のため行いました。

すると腎臓の機能低下が確認されました。

しかし、それがそのままケイレンを起こしそうなほどではありませんでした。

そこで追加検査として、血圧測定を行いました。

すると、収縮期血圧が140mmHg程度で血圧がやや高そうでした。

高血圧はケイレンの原因の一つです。

しかし、猫さんの血圧は病院に来たという緊張で簡単に上昇します。

高血圧からのケイレンが疑わしい状態でしたが、血圧に関与する薬は、特に腎臓が悪い猫さんには簡単に使うことはできません。

それに、ケイレンの診断、治療の判断にはMRI検査が必要な場合があります。

そこで、飼い主さんとお話しして、後日再度血圧を測定し直すことにしました。

 

□高血圧症:診断と原因について

(症状と治療についてはこちら→https://live-ac.com/archives/6137

犬・猫の通常の血圧はだいたい収縮期/拡張期(平均)=120/80(100)mmHgくらいです。

高血圧症(体高血圧)は収縮期血圧(いわゆる「上」)が150mmHg以上の場合に診断されるのが一般的です。

高血圧症の分類としては大きく原発性高血圧症と二次性高血圧症がありますが、

犬・猫の場合はそのほとんどが何かの病気から生じる二次性高血圧症です。

(人では前者(本態性高血圧)が多いようです。)

二次性高血圧を起こす病気としては、腎臓病、甲状腺疾患、副腎疾患などがあります。

また、高血圧症は全身性疾患でいろいろな器官に障害を引き起こす可能性があるため、

診断と合わせて体の状態を確認するために、血圧測定の他に、血液検査、エコー検査、眼底検査、尿検査などを行う必要があります。

前述の通り、犬・猫の血圧は病院に来たという緊張や、家族以外の獣医師や看護師に触られる不安で簡単に上昇するため、

白衣高血圧と言います、人でもあるそうです)

診察で一度測定したのみでは解釈に注意を要し、他の検査の結果も合わせて判断する必要があります。

 

 

後日、少し間が空いたのですが、再度血圧測定を行ったところ収縮期血圧が170mmHgと高かったのと

年齢もあり全身麻酔をかけるMRI検査のご希望がなかったため、

慢性腎不全からの二次性高血圧症と仮診断し、治療を開始しました。

現在、血圧は良好にコントロールされています。

血圧が下がると以前より元気になった、とおっしゃっていました。

 

その他に、、

関節部分の毛が薄くなっています。よく舐めているとのことでした。

レントゲンを撮ってみると、変形性関節症という慢性の関節疾患が疑われました。

高齢猫のほとんどが発症する病気で、関節の動きが悪くなり痛みが出て、活動性が低下します。

そちらの治療も開始しました。

前より動かなくなった、高いところに登らなくなったなどは、もしかすると年齢だけではなく関節疾患かもしれません。

猫は痛みをあまり表に出さない傾向がありますので、早めに気づいて痛みを和らげてあげる必要があります。

 

 

高齢なので、少しでも元気に過ごしてもらえるよう、継続してケアを続けたいと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったエルちゃん

手術報告 2018.03.06 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったエルちゃんです。

エルちゃんは片側の精巣が鼠径部の皮下に停留して陰嚢内に降りてきていない片側鼠径部潜在精巣
という状態でした。切開部のすぐ脇にその精巣はあったので切開の傷は通常の去勢手術と同じ一箇所ですみました。

また、エルちゃんは間欠的に嘔吐と食欲不振で胃腸運動機能の低下が見られていたため、
今回の去勢手術時に合わせて内視鏡検査と消化管粘膜の生検をして病理検査を実施しました。
診断結果は特に異常なく、消化器症状も落ち着いたのでまた症状が出たら対応していきたいと思います。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

避妊手術を行ったニコちゃん

手術報告 2018.03.04 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったニコちゃんです。

初めての病院でしたが手術がんばりました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

INTERZOO ACADEMYの整形外科のセミナーに参加してきました。

セミナー参加 2018.03.03 UP DATE.

先日、大阪で行われたINTERZOO ACADEMY主催の獣医整形外科のセミナー

「触診と単純X線検査の間を埋める運動器超音波検査のポテンシャル!」

に参加してきました。

講師は東京大学付属動物医療センター 整形外科・神経外科の本阿彌 宗紀先生でした。

内容は、犬の整形外科疾患の考え方とそこへの運動器超音波検査の実際の実施方法についてでした。

運動器超音波検査は人医領域では比較的一般的に実施されていますが、

獣医領域では現在はまだ広まっておらず、臨床応用が進められている検査になります。

 

今までは、触診・視診を行って、骨・関節が悪そう、となったらまず単純レントゲン検査でした。

しかし、関節や軟骨、靭帯の状態に対しては、

起きていて動く動物では評価可能なしっかりとしたレントゲン写真の撮影が難しく、

また単純レントゲンでは評価できない部分も多いのが実際です。

状況によっては、鎮静下あるいは麻酔下でのレントゲン、CT・MRI、関節鏡検査などが必要でしたが、

動物への負担や検査施設が限られるなど障壁のある検査になります。

 

そこで、一般動物病院でも普及が進んだ超音波検査装置を使って、

今まで単純レントゲンでは評価できなかった部分を、まず動物に負担をかけずにある程度評価できるようにしよう!

ということです。

 

セミナーを受けて、運動器超音波検査は可能性の大きな検査だと感じました。

慣れるのと評価できるようになるのは少し練習が必要だと思いますが、おそらく一般的に実施されるようになるはずです。

当院でも研究をしていこうと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

避妊手術を行ったまめちゃん

手術報告 2018.02.28 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったまめちゃんです。

ドキドキ緊張すると涙が出てしまうまめちゃん。

手術よく頑張りました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったピースちゃん

手術報告 2018.02.26 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったピースちゃんです。

いつも元気いっぱいのピースちゃん。

病院でも楽しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったこりきちゃん

手術報告 2018.02.24 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったこりきちゃんです。

小さい頃から何度も病院に来ていたこりきちゃん。

あっという間に大人になりましたね!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

結石が尿道につまってしまった健太君

診療日誌 2018.02.22 UP DATE.

以前より「リン酸マグネシウムとシュウ酸カルシウム」の二つの結石が出来てしまう体質をもつ健太くん。

とても厄介な体質で全ての内科的治療に反応せず、必ずどちらかの結石が出来てしまうのです。

そんな健太くんですが、とうとう尿道に結石が詰まってしまいました。


↑膀胱と骨盤腔内尿道に、それぞれ結石が見えます


↑膀胱内の結石のエコー所見

尿道内に詰まっている結石の摘出を実施する必要がある状態ですが、結石が膀胱内にあるうちは緊急状態になりえるので、通常は膀胱内の結石も同時に摘出します。

しかし、根本的に結石の予防が出来ないので、ここで膀胱内にある結石を摘出しても、再度同じように結石が出来てしまうという問題があります。

そこで、今回は尿道内の結石の摘出と同時に尿道の尿路変更術を行いました。


↑術後の状態


↑摘出された結石

これによって尿道の出口をお尻の方に移動させるとともに出口を大きく作りかえることで、膀胱内に出来た結石が自然と外に排出されるようになります。


↑術後の様子


↑おしっこがスッキリ出る様になった健太君です

 

それでも今後出来てくる結石が少なくなるように食事療法を続けながら、サポートしていきたいと思います。

 

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