大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

梅の種を飲み込んでしまったエースちゃん

手術報告 2017.12.16 UP DATE.

元気がなくてご飯を吐いたとのことで来られたエースちゃん。

エコー検査をしてみると…

腸の内容物がある部分から先へ通っておらず停滞している所見がありました。
腸が何らかの原因で閉塞しているようです。

その先を見てみると…

何か1cmほどのものが腸の中にとどまっています。

エースちゃんはお散歩中に落ちているものをくわえたり食べたりするという普段の様子から異物による腸閉塞を疑い、
このまま閉塞したままだとその部分の腸は動き続けるのに流れないということが続き、腸が破れてしまうという最悪の事態も考えられたため
脱水改善の点滴後、その日の夜に緊急手術となりました。

お腹を開けて腸を一通りチェックすると固い何かが触れます。


切開してみると、、、梅干しの種が出てきました!

種もよくくわえることがあるそうです…。

一箇所の小さな切開で無事に取り出すことができました。
手術も無事に終わり、持ち前の食欲を取り戻し、約1週間の入院ののち退院。

術後の経過も順調でお腹の調子も整い、すっかり元気になってくれました(^^)

大事にならずに済んでよかったです!

今後も外耳炎や皮膚の治療、また今回見つかった胆泥症の治療も継続し、サポートしていきたいと思います。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

腹腔鏡下避妊手術を行ったくるみちゃん

手術報告 2017.12.14 UP DATE.

先日、腹腔鏡を使って避妊手術を行ったくるみちゃんです。

くるみちゃんは腹腔鏡という機器をつかってお腹を開けずに避妊手術をおこないました。
腹腔鏡手術はお腹にポートを2ヵ所つくり、細長いカメラでお腹の中をのぞきながら細長い器具を使ってお腹の中で操作して摘出手術を行います。

1つ1つの傷の大きさが小さく、負担の少ない低侵襲な手術方法として近年獣医療でも普及している手術法です。
適応の手術の幅もますます広がっており、当院でもますます活躍の場が広がることを期待しています。

腹腔鏡手術について何かご相談がありましたら、ぜひご連絡ください!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

HJS整形内科2!2017に参加してきました

セミナー参加 2017.12.13 UP DATE.

先日、東京で開催されたHJS主催の「整形内科2」に参加してきました。

今回は、運動器疾患のプライマリー診療についてという題目で、整形疾患で活躍されている先生方の話を聞くことができました。

特に整形外科と整形内科の分野をしっかりと見極め適切に対処することが、動物たちの快適な生活につながるのだと改めて感じられる内容で、今後の診療に活かしていきたいと思います。

お腹に湿疹ができたショコラちゃん

獣医師スタッフブログ 2017.12.12 UP DATE.

お腹に湿疹ができてかゆがっていると来院したショコラちゃんです。

初診時は毛がパサパサで目の周りも赤くなっていました。

下腹部から内股にかけて赤い湿疹とフケがたくさん出ていました。

皮膚検査をしてみると、マラセチアという真菌が見つかりました。

このマラセチアはいつも皮膚にいるのですが、何かのきっかけがあると急激に増え、湿疹やかゆみなどを引き起こします。

ショコラちゃんは時々犬用のガムやビスケットを食べていたということなので、一旦ストップしてもらい、薬用シャンプーでの治療を開始しました。

 

シャンプーを始めて8日目。

目の周りの赤みが引きましたね。毛艶も良くなっています。

お腹の赤みもすっかり消えました。

かゆみも徐々に治まったそうです。

 

皮膚の痒みはマラセチア以外にも様々な原因によって起こります。

痒みが長引くと、自分で引っ掻いたり噛んだりして傷口から細菌感染を起こすこともあります。

ひどくなる前に早めに検査して、それぞれの原因に合った適切な治療を行いましょう。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

腹腔鏡下避妊手術を行ったニコちゃん

手術報告 2017.12.10 UP DATE.

先日、避妊手術をおこなったニコちゃんです。

ニコちゃんは腹腔鏡というカメラをつかってお腹を開けない方法で手術しました。

お腹に2ヵ所、約1cmの切開を入れそこから細長いカメラと鉗子と呼ばれる器具を入れます。
お腹の中をカメラでのぞきながら凝固切開装置という器具でお腹の中で摘出手術を行います。
カメラで細部までチェックできることや他の臓器が空気に触れず損傷が少ない、などのメリットがあり、
また、それぞれの傷が小さいため回復も早い手術として取り入れています。

ニコちゃんの術後の傷の写真です。

9日後には傷がどこかわからないくらい治りが良くなっています。

腹腔鏡手術について何かご相談等ありましたらいつでもご連絡ください!

いつも元気いっぱいのニコちゃん。
避妊手術とお泊まりも頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院
獣医師 木村

 

青森の外科実習にいってきました!

セミナー参加 2017.12.07 UP DATE.

先日、青森県の北里大学で行われた外科実習に参加してきました!

去年に引き続き今年も寒波の予想…
かなりの厚着を準備し、2泊3日で実習やセミナーを受けてきました。

幸い天気は雪ではなく、晴れたり曇ったりでとても動きやすかったです(^^)
今年初めての雪が積もってる風景に感動しながら、

十和田名物B級グルメのバラ焼きを食べて


いざ実習へ。

実際に手術をするうえでのポイントや手法を外科の先生方に教わりながら実習できて
とても勉強になりました!!
時間的にはほぼ2日間費やすことができ、とても充実した時間でした。

藤本アニマルクリニック(群馬県)の藤本先生の「どうぶつの眼科学」のセミナーもあり、一次診療の現場での検査方法や眼科専門病院での手術の情報など
これからの診療に役立つお話をお聞きすることができました。

大変貴重な経験をさせて頂き、今後の自分の糧にしっかりと身につくようがんばっていきたいと思います!

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

 

p.s 初めての東北も経験でき私の全国制覇もまた一歩近づきました(*´`)

局所の皮膚糸状菌症になってしまった琥珀ちゃん

獣医師スタッフブログ 2017.12.06 UP DATE.

子犬の琥珀ちゃんはすくすくクラブの予防検診を受けていただいたときの診察で
「そういえば一部はげているのが気になるんですよね…」とご相談されました。

その禿げたところにウッド灯という特殊な光を当ててみるとその部分の特徴的な蛍光色を発していました。

その毛を抜いて顕微鏡で見てみると…

いました!!!
皮膚糸状菌というカビの一種です。
真菌症とも呼ばれますが、毛に感染するカビで人にもうつり紅い斑状の病変をつくります。
犬や猫ではその部分の毛が脱毛したり、フケのようなものが出たりして、犬も人もかゆみを伴います。
普段は触れても感染を起こすことは少ないのですが、免疫力が落ちていたりすると感染することがあります。

今回琥珀ちゃんは子犬さんでまだ免疫力がしっかりしていないことから部分的に感染してしまい、脱毛したと考えられます。
局所で病変部も小さいことから琥珀ちゃんは外用療法として、薬用シャンプーと塗り薬で治ることができました!

小さくてもかゆそうな脱毛や丸く紅くなった部分が皮膚のどこかにあるのに気付かれたらお早めに診察に来ていただくことをお勧めします!
いつでもご相談ください。

 

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

獣医師 木村

 

学際セミナーに行ってきました!

セミナー参加 2017.12.05 UP DATE.

先日、博多であった学際企画の小動物セミナーに参加してきました!

講師は日本動物医療センターの戸島先生で
内容は「画像診断集中講義 胸部編 見えた画像からなにを考えるか!?」でした。

第1弾の腹部編にも行かせていただきましたが戸島先生のお話はとても面白く、普段の臨床現場でも直結する内容ばかりでとても勉強になりました。
胸部の画像診断は一般的にレントゲンがメインとなりますがそれぞれの知っておかなければわからないポイントをきちんと押さえて診療に役立てていきたいと思います。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

獣医師 木村

骨肉腫のお話

獣医師スタッフブログ 2017.12.04 UP DATE.

骨肉腫」というがんがあります。

おどろおどろしい雰囲気のいかにもな名前で、人の方でも一般によく知られている腫瘍ですが、犬や猫でも発生します。

先日、その腫瘍と診断された子がいたので、少しまとめてみようと思います。

 

骨肉腫は犬の骨から発生する腫瘍として最も多く、骨格系に発生する悪性腫瘍の85%を占めます。

大型犬、超大型犬での発生が多いですが、小型犬で発生しないわけではないです。

中年齢~高齢(平均7歳)での発生が多いですが、分布は幅広く、1歳半から2歳での若齢発症も少なからず存在します。

骨肉腫の約75%は四肢に発生します。特に前肢での発生が多いようです。

一般的に、骨肉腫は発生した部位を侵す力が強く、そこで激しい骨破壊を起こします。

そして転移性も高く、早期に遠隔転移が生じます。

転移先は肺が最も多いですが、他の骨や軟部組織への転移もありえます。

 

骨肉腫の症状としては、跛行や腫れから始まることが多く、だんだんと強い痛みが発生し、それによって元気・食欲の低下が生じます。

診断にはレントゲン検査と病変部の骨組織を取ってくる骨生検が必要です。また、転移の確認に全身の血液学的・画像的評価も必要です。

 

転移性の高い腫瘍のため、治療の第一の目的は完治ではなく、骨の病変から生じる激しい痛みの緩和になります。

ただし、骨肉腫による痛みの制御は非常に難しく、一般的な薬を使うのみでは痛みを抑えきれないため、

第一に選ばれるのが、四肢であれば断脚のような、痛い病変を取り除く、緩和のための積極的な外科手術です。

ただし、外科手術のみでは転移の制御が不十分なため、その後に化学療法を行うのが、現在最も長い生存期間を期待できる治療です。

その他に放射線治療も局所の痛みの緩和に有効ですが、実施できる施設が限られているのと転移を抑制できないのがネックです。

手術を希望されるない場合や実施できない状態の場合は、オピオイドや骨破壊の抑制剤などを併用した積極的な疼痛緩和の内科療法が必要です。

予後に関しては、いろいろなデータがあるので詳しく書くのは難しいですが、

断脚と化学療法を組み合わせた積極的な治療で、生存期間中央値が1年ないくらいです。

 

◇症例

ゴールデン・レトリーバー 11歳 去勢オス

3ヶ月ほど前から左前足を着きたがらず、一度はまた着くようになったがまた最近着けなくなり、肩が腫れてきたと来院されました。

レントゲン検査の結果、局所的な著しい骨病変が確認されました。

骨肉腫に典型的な所見が得られたことから、早期の診断のためにそのまま骨生検を勧め、鎮静下での骨生検を行いました。

病理検査の結果、骨肉腫と診断されました。

 

 

骨肉腫は非常に痛みが強く、しかも転移率も高いため、

診断された時点から余命を考えなければならず、本人のとってもご家族にとっても非常に苦しい病気です。

しかし、本人とご家族がいかに楽に暮らしていけるか、を念頭に置いた治療を、ご家族と一緒に考えながら行うことで、

少しでも苦しみの少ないケアを行っていきたいと考えています。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行った愛空ちゃん

手術報告 2017.11.28 UP DATE.

先日、去勢手術を行った愛空ちゃんです。

愛空ちゃんは、一時期下痢で困っていました。

うんちを顕微鏡で見てみると、コクシジウムという寄生虫が見つかりました。

コクシジウムは、主に子犬や子猫に下痢を起こす寄生虫です。

ひどい時には血が混じった下痢になることもあります。

駆虫薬を飲んでもらい、今はうんちの調子も良さそうです。

これから再発がないか要チェックですね。

 

イケメンの愛空ちゃん、手術もよく頑張りました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

 

避妊手術と乳歯抜歯を行った奈月ちゃん

手術報告 2017.11.30 UP DATE.

先日、避妊手術を行った奈月ちゃんです。

奈月ちゃんは乳歯遺残と言って、永久歯の隣に乳歯が抜けずに残った状態でした。

永久歯と一緒に乳歯が残っていると、歯並びが悪くなったり、歯間の汚れが溜まりやすくなったりします。

その汚れが原因で歯周病に発展してしまうこともあります。

そのため、避妊手術と同時に乳歯の抜歯も行いました。

奈月ちゃん、手術もよく頑張りました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

去勢手術と乳歯抜歯を行ったプー太ちゃん

手術報告 2017.11.26 UP DATE.

先日、去勢手術と乳歯抜歯を行ったプー太ちゃんです。

プー太ちゃんは、乳歯遺残といって永久歯の隣に乳歯が抜けずに残った状態でした。

永久歯と一緒に乳歯が残っていると、歯並びが悪くなったり、歯間の汚れが溜まりやすくなったりします。

その汚れが原因で歯周病に発展してしまうこともあります。

そのため、去勢手術と同時に乳歯の抜歯も行いました。

プー太ちゃん、入院中も人が来るととても喜んでくれました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

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