大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

去勢手術を行ったアルちゃん

手術報告 2020.05.20 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったアルちゃん。

キョトンとした表情をしていて、とても可愛いです。

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

急に吐いて元気がなくなったたまちゃん

うちのネコが、前日の夜から何度も吐いていて、元気・食欲がない、

急いで受診した方が良いですか?

と電話がきました。

電話で状況を聞いた当院の看護師が、

そうですね、様子を見ずに早目の受診が良いと思います、

とお返事をして、

すぐに来院してもらったのは、人工哺乳の頃からみているおっとり猫のたまちゃんでした。

 

お話を聞くと、おもちゃの紐をはじめの方に吐いた、以前から布系のものを嚙る癖があるとのこと。

早い方が良いと思いますとはこれのことだな、とお腹のエコーを見てみると、

案の定おもちゃの紐が消化管に引っかかっていました。

 

紐が消化管に引っかかる紐状異物は、異物による腸閉塞の中でも特に質が悪い状態です。

引っかかった紐と正常な消化管の蠕動運動の結果として、腸管が手繰り寄せられて、綴れてしまいます。

綴れてしまった腸管はその圧迫により、血液の流れが悪くなり、障害を受けます。

比較的短時間で、その部分の腸管が全体的に壊死してしまうこともあります。

 

たまちゃんはその日のうちに開腹手術となりました。

これが綴れてしまった腸管です。

ややうっ血してしまっているせいか赤いですが、ダメージは深くないようでした。

 

まずは腸管内に引っかかっている端の部分を探します。

そして、腸管を切開して、その端の部分のみを切除しました。

引っかかっている端の部分が取れると、綴れていた腸管を戻すことが可能になるので、

真っ直ぐに整復し、ついでに腸管内の紐を胃内に押し戻しました。

押し戻した紐を内視鏡下で摘出しました。

内視鏡を使うことで、消化管の切開を最小限に留めることができました。

長い紐が出てきました。

腸管の方に結び目が引っかかり、胃のなかで残りの紐がだまを作ってしまったことによって、

腸管の綴れの発生につながったようでした。

 

術後はスムーズに回復し、元気に帰って行きました。

時間が経ってしまっていたら、状態はもっと悪くなっていたでしょう。

手術できたとしても、腸管の切除が必要になっていたでしょうし、回復に時間がかっていたはずです。

早めに来院してもらって良かったです。

 

どうしても不要不急の外出自粛要請が出ていますので、

動物病院に行くべきかどうか悩まれることがあると思います。

わんちゃんねこちゃんの調子が悪そうな時は、

様子をみる前に一度、動物病院に問い合わせてみてください。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったハルちゃん

手術報告 2020.05.10 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったハルちゃんです。

少しドキドキワクワクの表情です。初めての手術でしたが頑張りました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

避妊手術を行ったモフちゃん

手術報告 2020.05.05 UP DATE.

先日、避妊手術を行ったモフちゃんです。

マルチーズとトイプードルのミックスです。やる気充分のお顔をしています!

手術もよく頑張りました。

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

重度口腔歯科処置を行ったルフィちゃん

手術報告 2020.05.01 UP DATE.

先日、重度口腔歯科処置を行ったダックスフンドのルフィちゃん。

17歳に見えないくらいとても元気です。

今回歯周病が進んでいたので、歯科処置を行いました。

 

◎処置前

◎処置後

 

ルフィちゃんの場合は合計10本抜歯を行いました。

今後もお口のケアや定期検診でその後の状態を診てサポートできたらと思います。

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったポポちゃん

手術報告 2020.04.21 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったポポちゃんです。

少し不安そうなお顔をしていますが、よく頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

 

足しゃぶとは・・・

こんにちは。

獣医師の中尾です。

最近親戚の小学生のお勉強を見ていますが、

自分が小学生の時より明らかに進んだ内容をしているため、

ゆとり世代なのを再認識させられました。

社会の歴史も少し変わっているのが新鮮でした。

 

普段獣医学の勉強しかしていないため、(さも毎日勉強しているかの様に書いていますが)

違う分野の勉強をするのは良い刺激になります。

特に好きなのはなぞなぞです。

もっと頭柔らかくなりたいなと思います。

 

今回は皮膚病で困っているわんちゃんの治療法の1つである足しゃぶしゃぶの紹介です。

現在皮膚病にかかっている(お耳のトラブルも含む)多くのわんちゃんが、

苦しんでいる原因の多くはアレルギーです。

大雑把に説明すると、アトピー食事アレルギーになります。

このお話しをしだすと、3回分くらいの長文になる気がするため、

今日は省きます。(笑)

 

ちなみに当院は九州では数少ない、

皮膚科認定医による皮膚科専門診療を月1回実施しています。

皮膚でお困りな方は是非お声がけください。(当院に通われていない患者様でも構いません)

 

アレルギーのわんちゃんは、手足先端が痒くなることが多く(7〜8割のわんちゃんで見られます)、

赤くなったり、腫れたりすることがあります。(肢間炎、下の写真です。)

この時多くの場合マラセチア(=酵母様真菌、カビの一種)が増えていることがあります。

 

マラセチアは今ある炎症をより悪化させ痒みサイクルをより加速させます。

そのため、炎症(アレルギー)の原因を改善すると共に感染を除去する必要があります。

もちろんお薬を飲んでもいいですが、

副作用が最小限で済んで、費用も少なめな、消毒がおすすめです。

当院では、クロルヘキシジンポピドンヨードを使用することが多いです。

 

消毒の方法は、乾綿やコットンに消毒薬を染み混ませて拭く方法と、

足先であればひたす方法があります。(これが”足しゃぶしゃぶ“です)

性格や体格にもよりますが、小型犬やおとなしいわんちゃんであれば、

下の写真のように消毒をすることが可能です。

当院の皮膚科診療のモットーは“薬を使わずアレルギーを治す”なため、

消毒やスキンケア、腸内細菌等、通常皮膚科治療のみではなく、

多方面から治療に取り組んでいます。

 

ご興味がある方はスタッフまでお声がけください。

 

福岡動物メディカルパーク

福岡動物アレルギーセンター

リヴ動物病院

SUBシステムを設置したママちゃん part2

そのため、時間を稼ぐ一時的な救命処置として、

体外から腎臓に直接カテーテルを挿入して尿を出す、腎瘻カテーテルの設置術を行いました。

リスクの高い状態でしたが、なんとか周術期を乗り越え、腎瘻設置後はどんどん状態が回復してくれました。

 

ただし、腎瘻には ①ズレやすい ②感染のリスクがある という管理上の問題があります。

何日脱落せずに入っていてくれるか分からないため、急いでもう1セットのSUBシステムをなんとか手配し、

左側の腎瘻が抜けてきたその日に、ギリギリ間に合いました!

 

これは術中の画像です。

レントゲン透視下で腎盂(腎臓の尿を集める部分)を確認しながら腎臓内にカテーテルを設置します。

 

術後のレントゲンです。

先だって行った腎瘻と違い、カテーテルに脱落防止の工夫がしてあり、抜けにくくなっています。

腎臓からでたカテーテルは、一旦皮下に出てチタン製の洗浄ポートに繋がり、

再度腹腔内に戻って膀胱に開口します。

SUBシステム設置術は他の術式と比較して、術式が簡易で手術時間が短縮できます。

また、洗浄ポートを介して定期的にカテーテル内の洗浄を行うことで、再閉塞のリスクを軽減することができます。

 

ママちゃんは術後にやや紆余曲折はありましたが、持ち前のタフさで回復して、

今は腎臓の数値が基準値内におさまるほどで、元気にしています。

 

ママちゃんは物凄く頑張ってくれました!

定期的にメンテナンスが必要ですので、今後もしっかりとケアしていきます。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

SUBシステムを設置したママちゃん part1

尿管の通過障害から急性腎障害を起こした猫のママちゃんを

腎臓・膀胱をバイパスする「SUBシステム」という器具の設置により救命できました。

術前の写真なのでしかめっ面です。。

 

ママちゃんは以前に尿管結石の通過が原因と思われる急性腎障害を起こした既往がありました。

その際は内科治療で改善したので、定期的にチェックをしながら経過観察をしていました。

その途中の出来事です。

 

急に嘔吐があり、その後数日なんだか元気と食欲が落ちていると来院されました。

まさかと思いつつ検査をしてみると、

腎臓の数値が少し前のチェック時より上昇しており、

エコー検査で、左側の尿管の通過障害のありそうな像が認められました。

結石が詰まっているような画像所見はレントゲン・エコーでは無く、

尿の培養検査を実施し細菌感染の可能性も低いと判断しました。

以前に急性腎障害を起こし、内科治療で改善していたことから、

まず入院で内科治療を実施し、数日で元気になり帰って行きました。

 

なのですが、帰宅後すぐに、また吐いて食べない、と再来院しました。

調べてみると、なんと下がったはずの腎臓の数値がまた上昇し、

反対の右側の尿管の通過障害が起っていました。

再度入院し内科治療を行ないましたが、今度は改善が悪く、

本当に結石が詰まっていないか確認のためにCT検査に行ってもらいました。

CT検査では結石は確認されませんでした。

その為、尿管自体に問題があると考え、通過の悪い部分をパスして

腎臓から尿を膀胱へ通す手術を検討する手筈となりました。

 

しかし、一旦良くなったはずの左側の尿管が再度通過障害を起こしてきました。

尿の排泄を担っていた左側から尿が出なくなったので、状態が急激に悪化しました。

待てない状況になりました。冒頭に出てきたSUBシステムの適応です。

ですが、当院には、通常片側の発生のため、その分の1セットしか置いていません。

すぐに両側の腎臓には対応できませんでした。

そしてSUBシステムは海外から輸入する必要があり、通常は手元に届くのに時間がかかります。

 

→part2(https://live-ac.com/archives/9086)へ

 

供血犬デビューしたきなこちゃん

皆さんこんにちは。

獣医師の中尾です。

 

桜が咲く季節になりました。

いつも気づいた時には散っていることが多いので、

今年はしっかり目に焼き付けようと思います。

家の近くに桜並木があるため、愛犬のきびちゃんとお散歩しようかなと思います。

 

さて今回は3月から供血犬としてデビューしたゴールデンのきなこちゃんです。

病院にくるたび尻尾振りながら喜んでくれるため、嬉しい限りです。

(思ったより尻尾に当たると痛いです。笑)

獣医療において、輸血は毎日・毎週実施することはあまりありませんが、

輸血をしないと助からないシチュエーションは年に数回あります。

人と違って、血液バンクがないため、各病院毎に供血犬を飼育するか、

ボランティアで供血犬を募集するかしかありません。

(人工血液の研究が進めばもっと助かる命が増えるかもしれません)

 

リヴ動物病院では供血犬を飼育していないため、

現在ボランティアで供血犬募集をしています。

もしご興味がある方はスタッフにお声がけください。

(基本的には大型犬を対象にしています)

 

今回、きなこちゃんの血液で1頭の命が救われました。

きなこちゃん本当にありがとうございます。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

片側の腹腔内隠睾を腹腔鏡で摘出したピースちゃん

先日、去勢手術に来院したニコニコピースちゃんです。

(診察前はニコニコご機嫌ですが、診察は嫌いなようなのでエリザベスカラーです????)

前もって他の予防の診察の時に分かっていたのですが、片側の精巣が正常な陰嚢の中にありませんでした。

エコーで確認してみると右の精巣がお腹の中にありました。

そこでご家族とお話しして、お腹の中の精巣は腹腔鏡で摘出することになりました。

 

なぜ腹腔鏡を勧めるか、なのですが、

 

通常の開腹による摘出の場合

腹腔鏡の場合

 

体格にもよりますが、

単純に傷の大きさが大きく違い、手術の痛みがかなり軽くなります。

出血の確認もカメラでしっかり行うため、日帰りも可能です。

 

ピースちゃんも元気にけろっとして帰っていきました。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

目から血が出たマイロちゃん

診療日誌 2020.03.17 UP DATE.

先日、目から血が出ているとのことで来院したマイロちゃんです。

 

診てみると、左目にとても大きな傷ができていました。

このままでは傷が深くなって、目がダメになってしまいます。

急いで傷を結膜で覆い、一時的に瞼を縫い付ける手術を行いました。

おうちではエリザベスカラーをつけての生活となります。

 

↓約2週間後、抜糸を行ったときの様子です。

ぼこぼこだった傷が治ってきて、目の表面がつるっと滑らかになっています。

 

↓約1か月後

傷はきれいに治りました!

 

今回のマイロちゃんは、きれいに治って元通りの生活に戻りました。

しかし、治療が遅れてしまうと失明してしまう恐れがあります。

目をしょぼしょぼしている、目やにが増えたなど少しでも気になることがあれば、ぜひご相談ください!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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