ブログ・お知らせ診療ブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

去勢手術を行ったシュナちゃん

手術報告 2018.01.04 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったのはシュナちゃんです!

男の子とは思えないくらいとっても美人さんなシュナちゃん。
びっくりしながらも手術がんばりました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

お水をよく飲むマナトちゃん(お水を飲む量について)

診療ブログ 2018.01.02 UP DATE.

先日、最近こちらに引っ越してきたので継続診察をしてください、と来院した少しおっとりとしたマナトちゃんのお話です。

高齢であるため、もともとの病気も幾つかあったのですが、

肝臓の数値が高く以前に肝臓が腫れていると言われていた、特に最近お水をよく飲むようになってきた、という点が気にかかり、

血液検査とエコー検査、尿検査を行いました。

 

 

…ここで、わんちゃんのお水を飲む量について!

フードの種類や形状、飼育環境などの影響を受けるので、お水を飲む量の正常がどれくらいかにはいろいろな話がありますが、

だいたい体重1kgあたり50ml前後(体重5kg)を目安にしていただくと良いと思います。(厳密にはややこしい計算をしなければいけません。)

その倍の1kgあたり100ml以上飲んでいると飲みすぎです。元気にしていても病気が隠れているかもしれません。病院で検査を受けましょう。

(猫ちゃんの場合は量が異なります。だいたい1kgあたり50ml以上飲んでいると飲みすぎを疑います。)

そうなってくると、うちの子は1kgあたり70ml飲んでいるけど大丈夫!?飲みすぎ??となるかもしれませんが、

その場合大事なのは、水の量やおしっこの量が変化してきているか?ということです。

以前よりなんだか飲む量や回数が増えてきている、おしっこも増えてきている(ような気がする)場合は、病気が出始めているかもしれません。

心配であれば病院で相談してください。

相談するまではお水は原則飲むだけ飲ませておいてください。

してはいけないのが、そういう場合に水の量を自己判断で制限することです。

お水を飲みすぎる状態のほとんどが、おしっこが出過ぎるために体の水分が足りなくことから起こってきます。

そのため、そこで飲み水を制限してしまうと脱水を起こしてしまいます。

 

ちなみに後日お家で測ってもらったところマナトちゃんの飲水量は4.3kgで500mlほどでした。

1kgあたり100mlを超えています。

尿比重(おしっこの濃さ)もかなり低くなっていました。

こういう場合にわんちゃん疑われる病気は、腎臓病と内分泌疾患(ホルモンの病気)、肝不全、尿崩症、高カルシウム血症、炎症性疾患など多岐にわたります。

中には対処が遅くなると手遅れになる病気もあるため、しっかりと調べる必要があります。

 

エコー検査の結果、両側の副腎が大きくなっているのが確認されました。

 

一通りの血液検査の結果と合わせてクッシング症候群という内分泌疾患が疑われたため、ACTH刺激試験というホルモンの検査を行いました。

結果、クッシング症候群であると診断されました。

 

◇クッシング症候群について

クッシング症候群は、お腹の中の副腎という組織にできた腫瘍や、脳の下垂体という副腎に指令を送る部分の過形成や腫瘍によって、

副腎皮質から分泌されるホルモンが過剰になることで起こります。

その他に、他の病気の治療が原因の医原性クッシングというものがありますが、ここでは省きます。

 

クッシング症候群の普段気づきやすい症状としては、

・水をたくさん飲んでおしっこをたくさんする

・食欲が旺盛になる

・お腹がたるんでぽっこりしてくる

・毛が薄くなってくる

・息切れしやすくなる

・筋力が落ちる

などがあります。

上にあげた症状は、8歳以上の高齢になってからの発症が多いこともあり、老化や痴呆や肥満と勘違いされがちですが、

その他に、血栓症を起こしたり、糖尿病を併発したり、免疫力が弱くなったり…などなど

クッシング症候群は全身に様々な悪影響を及ぼしてくる怖い病気です。

予防のできる病気ではないので、発症があれば早めに診断をつけることが、併発してくる病気を防ぐために大切です。

 

診断には、血液検査、画像検査、尿検査、ホルモン検査を組み合わせて総合的に判断する必要があります。

確定するには、ホルモン検査が必要ですが、ホルモン検査で誤った結果が得られることもあるので、

その前にその他の検査の結果から本当に疑わしいのかを吟味することが重要です。

 

治療は、下垂体性か副腎性か、腫瘍性か過形成かで異なってきますが、内科治療、外科手術、放射線治療があります。

完治はしませんが出過ぎているホルモンをコントロールするための内科療法を多くの場合でまず行います。

 

マナトちゃんも診断した日から、内服治療を開始しました。

コントロールがしっかりできるまでしばらくかかりますが、注意して経過を見ていこうと思います。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったハクちゃん

手術報告 2017.12.30 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったハクちゃんです。

長毛でかっこいいハクちゃん。

久しぶりの病院でとても緊張していましたが、よく頑張りました!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術を行ったトロンちゃん

手術報告 2017.12.28 UP DATE.

先日、去勢手術を行ったトロンちゃんです。

赤いバンダナがとても似合うお洒落なトロンちゃん。

手術と入院よく頑張りましたね!

 

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

子宮蓄膿症になってしまったマリモちゃん

診療日誌 2017.12.24 UP DATE.

元気が無く食が細いとのことで来院したのは5歳のトイプードルのマリモちゃんでした。


↑診察時も元気が無いマリモちゃん

血液検査と腹部の超音波検査で子宮に膿が溜まっていることが強く疑われました。


↑拡張した子宮のエコー像

その後オーナーと相談し、手術で化膿した子宮と卵巣を摘出することになりました。


↑大きく拡張した子宮

当院では術後に化膿を起こした原因である細菌の検査を行いますが、マリモちゃんを苦しめていた病原体は多剤耐性菌であることが発覚しました。(多剤耐性菌とは多くの抗生物質に抵抗を持つ強い細菌のこと)

そうです、子宮蓄膿症は手術をしただけで直る訳ではありません。感染を起こした細菌を排除し、身体に回った毒素の影響を内科で治してやっと完治になるのです。そこが達成できなければ、併発症としての腹膜炎や菌血症などで命を落とすこともあります。

飲み薬タイプの抗生物質は全滅でしたが、幸い点滴タイプの抗生物質で効果があるものが一種類あったので、術後10日間の入院を経て無事に退院することができました。

その後の回復もよく、無事に完治となりました。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

胃カメラと去勢手術を行ったうずらちゃん

手術報告 2017.12.20 UP DATE.

生後4ヶ月くらいからずっと胃腸の調子が悪いと来院したのは、まだ5ヶ月のうずらちゃんでした。

内科治療でほぼ問題ない生活を送れていましたが、不定期な嘔吐は続いていたので、オーナーと相談して去勢手術と一緒に胃カメラ検査を実施することにしました。

すると胃に「ヘリコバクター属」の感染と慢性胃炎の所見が認められ、この病原体の感染が原因である疑いが濃厚になりました。

人で有名なヘリコバクター属の病原体はピロリ菌ですが、犬ではヘイリマニ菌が多く人に感染することはないと言われています。

検査後に除菌治療を実施し、不定期な嘔吐も治り元気いっぱいになったうずらちゃん!

 

初めからすると顔つきも大人びてきましたね。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

梅の種を飲み込んでしまったエースちゃん

手術報告 2017.12.16 UP DATE.

元気がなくてご飯を吐いたとのことで来られたエースちゃん。

エコー検査をしてみると…

腸の内容物がある部分から先へ通っておらず停滞している所見がありました。
腸が何らかの原因で閉塞しているようです。

その先を見てみると…

何か1cmほどのものが腸の中にとどまっています。

エースちゃんはお散歩中に落ちているものをくわえたり食べたりするという普段の様子から異物による腸閉塞を疑い、
このまま閉塞したままだとその部分の腸は動き続けるのに流れないということが続き、腸が破れてしまうという最悪の事態も考えられたため
脱水改善の点滴後、その日の夜に緊急手術となりました。

お腹を開けて腸を一通りチェックすると固い何かが触れます。


切開してみると、、、梅干しの種が出てきました!

種もよくくわえることがあるそうです…。

一箇所の小さな切開で無事に取り出すことができました。
手術も無事に終わり、持ち前の食欲を取り戻し、約1週間の入院ののち退院。

術後の経過も順調でお腹の調子も整い、すっかり元気になってくれました(^^)

大事にならずに済んでよかったです!

今後も外耳炎や皮膚の治療、また今回見つかった胆泥症の治療も継続し、サポートしていきたいと思います。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

腹腔鏡下避妊手術を行ったくるみちゃん

手術報告 2017.12.14 UP DATE.

先日、腹腔鏡を使って避妊手術を行ったくるみちゃんです。

くるみちゃんは腹腔鏡という機器をつかってお腹を開けずに避妊手術をおこないました。
腹腔鏡手術はお腹にポートを2ヵ所つくり、細長いカメラでお腹の中をのぞきながら細長い器具を使ってお腹の中で操作して摘出手術を行います。

1つ1つの傷の大きさが小さく、負担の少ない低侵襲な手術方法として近年獣医療でも普及している手術法です。
適応の手術の幅もますます広がっており、当院でもますます活躍の場が広がることを期待しています。

腹腔鏡手術について何かご相談がありましたら、ぜひご連絡ください!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

お腹に湿疹ができたショコラちゃん

診療ブログ 2017.12.12 UP DATE.

お腹に湿疹ができてかゆがっていると来院したショコラちゃんです。

初診時は毛がパサパサで目の周りも赤くなっていました。

下腹部から内股にかけて赤い湿疹とフケがたくさん出ていました。

皮膚検査をしてみると、マラセチアという真菌が見つかりました。

このマラセチアはいつも皮膚にいるのですが、何かのきっかけがあると急激に増え、湿疹やかゆみなどを引き起こします。

ショコラちゃんは時々犬用のガムやビスケットを食べていたということなので、一旦ストップしてもらい、薬用シャンプーでの治療を開始しました。

 

シャンプーを始めて8日目。

目の周りの赤みが引きましたね。毛艶も良くなっています。

お腹の赤みもすっかり消えました。

かゆみも徐々に治まったそうです。

 

皮膚の痒みはマラセチア以外にも様々な原因によって起こります。

痒みが長引くと、自分で引っ掻いたり噛んだりして傷口から細菌感染を起こすこともあります。

ひどくなる前に早めに検査して、それぞれの原因に合った適切な治療を行いましょう。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

腹腔鏡下避妊手術を行ったニコちゃん

手術報告 2017.12.10 UP DATE.

先日、避妊手術をおこなったニコちゃんです。

ニコちゃんは腹腔鏡というカメラをつかってお腹を開けない方法で手術しました。

お腹に2ヵ所、約1cmの切開を入れそこから細長いカメラと鉗子と呼ばれる器具を入れます。
お腹の中をカメラでのぞきながら凝固切開装置という器具でお腹の中で摘出手術を行います。
カメラで細部までチェックできることや他の臓器が空気に触れず損傷が少ない、などのメリットがあり、
また、それぞれの傷が小さいため回復も早い手術として取り入れています。

ニコちゃんの術後の傷の写真です。

9日後には傷がどこかわからないくらい治りが良くなっています。

腹腔鏡手術について何かご相談等ありましたらいつでもご連絡ください!

いつも元気いっぱいのニコちゃん。
避妊手術とお泊まりも頑張りました!

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡メディカルパーク リヴ動物病院
獣医師 木村

 

局所の皮膚糸状菌症になってしまった琥珀ちゃん

診療ブログ 2017.12.06 UP DATE.

子犬の琥珀ちゃんはすくすくクラブの予防検診を受けていただいたときの診察で
「そういえば一部はげているのが気になるんですよね…」とご相談されました。

その禿げたところにウッド灯という特殊な光を当ててみるとその部分の特徴的な蛍光色を発していました。

その毛を抜いて顕微鏡で見てみると…

いました!!!
皮膚糸状菌というカビの一種です。
真菌症とも呼ばれますが、毛に感染するカビで人にもうつり紅い斑状の病変をつくります。
犬や猫ではその部分の毛が脱毛したり、フケのようなものが出たりして、犬も人もかゆみを伴います。
普段は触れても感染を起こすことは少ないのですが、免疫力が落ちていたりすると感染することがあります。

今回琥珀ちゃんは子犬さんでまだ免疫力がしっかりしていないことから部分的に感染してしまい、脱毛したと考えられます。
局所で病変部も小さいことから琥珀ちゃんは外用療法として、薬用シャンプーと塗り薬で治ることができました!

小さくてもかゆそうな脱毛や丸く紅くなった部分が皮膚のどこかにあるのに気付かれたらお早めに診察に来ていただくことをお勧めします!
いつでもご相談ください。

 

福岡メディカルパーク リヴ動物病院

獣医師 木村

 

骨肉腫のお話

診療ブログ 2017.12.04 UP DATE.

骨肉腫」というがんがあります。

おどろおどろしい雰囲気のいかにもな名前で、人の方でも一般によく知られている腫瘍ですが、犬や猫でも発生します。

先日、その腫瘍と診断された子がいたので、少しまとめてみようと思います。

 

骨肉腫は犬の骨から発生する腫瘍として最も多く、骨格系に発生する悪性腫瘍の85%を占めます。

大型犬、超大型犬での発生が多いですが、小型犬で発生しないわけではないです。

中年齢~高齢(平均7歳)での発生が多いですが、分布は幅広く、1歳半から2歳での若齢発症も少なからず存在します。

骨肉腫の約75%は四肢に発生します。特に前肢での発生が多いようです。

一般的に、骨肉腫は発生した部位を侵す力が強く、そこで激しい骨破壊を起こします。

そして転移性も高く、早期に遠隔転移が生じます。

転移先は肺が最も多いですが、他の骨や軟部組織への転移もありえます。

 

骨肉腫の症状としては、跛行や腫れから始まることが多く、だんだんと強い痛みが発生し、それによって元気・食欲の低下が生じます。

診断にはレントゲン検査と病変部の骨組織を取ってくる骨生検が必要です。また、転移の確認に全身の血液学的・画像的評価も必要です。

 

転移性の高い腫瘍のため、治療の第一の目的は完治ではなく、骨の病変から生じる激しい痛みの緩和になります。

ただし、骨肉腫による痛みの制御は非常に難しく、一般的な薬を使うのみでは痛みを抑えきれないため、

第一に選ばれるのが、四肢であれば断脚のような、痛い病変を取り除く、緩和のための積極的な外科手術です。

ただし、外科手術のみでは転移の制御が不十分なため、その後に化学療法を行うのが、現在最も長い生存期間を期待できる治療です。

その他に放射線治療も局所の痛みの緩和に有効ですが、実施できる施設が限られているのと転移を抑制できないのがネックです。

手術を希望されるない場合や実施できない状態の場合は、オピオイドや骨破壊の抑制剤などを併用した積極的な疼痛緩和の内科療法が必要です。

予後に関しては、いろいろなデータがあるので詳しく書くのは難しいですが、

断脚と化学療法を組み合わせた積極的な治療で、生存期間中央値が1年ないくらいです。

 

◇症例

ゴールデン・レトリーバー 11歳 去勢オス

3ヶ月ほど前から左前足を着きたがらず、一度はまた着くようになったがまた最近着けなくなり、肩が腫れてきたと来院されました。

レントゲン検査の結果、局所的な著しい骨病変が確認されました。

骨肉腫に典型的な所見が得られたことから、早期の診断のためにそのまま骨生検を勧め、鎮静下での骨生検を行いました。

病理検査の結果、骨肉腫と診断されました。

 

 

骨肉腫は非常に痛みが強く、しかも転移率も高いため、

診断された時点から余命を考えなければならず、本人のとってもご家族にとっても非常に苦しい病気です。

しかし、本人とご家族がいかに楽に暮らしていけるか、を念頭に置いた治療を、ご家族と一緒に考えながら行うことで、

少しでも苦しみの少ないケアを行っていきたいと考えています。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

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