大事なお知らせ

ブログ・お知らせ獣医師スタッフブログ

リヴ動物病院のキャンペーンや日々の治療のこと、またはちょっとしたコラムなど。
様々な視点で日々を綴っていきます。

腹腔鏡下(ラパロ)避妊手術をしたあんずちゃん

手術報告 2019.11.17 UP DATE.

先日、避妊手術をしたあんずちゃんです。

アニメの世界から飛び出してきた、可愛いあんずちゃん。Be Happy!

あんずちゃんは腹腔鏡(ラパロ)を使った傷口の小さい手術のご希望でした。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、手術を無事完了しております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術をしたムックちゃん

手術報告 2019.11.20 UP DATE.

先日、去勢手術をしたムックちゃんです。

柔らかくてふわふわ。薄茶色のお顔にまあるいお目々。やさしいお顔ですね。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

左目が腫れて、右目も腫れてしまったカイちゃん

皆さんこんばんは。

獣医師の中尾です。

ラグビーバレー世界陸上ゴルフと、スポーツの秋らしく

色々なスポーツが盛り上がって、わくわくが止まりません。

(ブログ公開の頃にはもう終わっているかもしれませんが・・・汗)

 

人も動物も適度な運動は健康に直結するため、

せっかくなのでやる気があるうちに運動しましょう!!

 

今回両目が腫れて来院されたのは、カイちゃんです。

元々左目が先に腫れて治療して改善してきたと思ったら、

右目が腫れてきたとのことでした。

完全に目が閉じてしまっています。(痛くて開けられません)

開いている時でも、反対目に比べると半分くらいの大きさしかありません。

 

まぶたの裏(眼瞼結膜)は赤くなっていませんが、

ぶよぶよしています。(浮腫)

 

まぶたの裏を拭って顕微鏡で確認しました。

たくさんの細胞が確認できます。

炎症や感染がない場合はこんなに細胞が落ちてくることはほぼありません。

少し拡大して見てみると大半はウニョウニョした核を持つ好中球と呼ばれる細胞です。

左上に少し形態の違う細胞がありますが、おそらくまぶたの裏の細胞だと思います。(結膜上皮細胞)

 

細菌もほとんど認められず、左目に処方されていた抗菌薬の点眼も効果がイマイチな為、

まずは感染を疑い、感染症の遺伝子検査(PCR)を依頼しました。

 

クラミドフィラ・フェリスchlamydphila felis、猫のクラミジア感染症)が陽性でした。

細菌の仲間で猫でしか生存できない為、

基本的には多頭飼育や密度が高い環境下での飼育されている猫に多い病気です。

接触が主たる感染経路で、1歳以下の子猫に多く見られます。(どの感染症もそうですが・・・)

 

原因が特定できたのでお薬を処方しました。

(クラミジアに効く薬は、リヴでは飲み薬を処方しています。)

 

1ヶ月後です。

顔全体の写真を撮り忘れましたが、両目ともぱっちりお目目で、

目やにも減りました!

 

あまり繰り返す場合は、

猫ちゃんのワクチンに3種と5種がありますので、(病院さんによって少し異なるかもです)

クラミジアが入っている5種を接種することで、

発症予防や症状の軽減を狙ってみてもいいですね。

 

目やにや目の開き方どうですか???

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術をしたハルちゃん

手術報告 2019.11.14 UP DATE.

先日、去勢手術をしたハルちゃんです

ウルウルお目々と小さいお鼻。長いもみあげも可愛いです。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

福岡市獣医師会のナイトセミナーに行ってきました。

こんばんは、獣医師の中尾です。

首里城のニュースを見て、目が一気に覚めました。

大学生の時に行ったのが最後で琉球の歴史を感じられる場所だったので、

なるべく早くまた見られるようになればいいなと思います。

 

福岡市獣医師会のナイトセミナーに参加してきました。

今回御講演してくださったのは、

10月7日に開院したばっかりの太宰府西犬猫クリニック藤原昌雄先生でした。

泌尿器がご専門の凄い先生なので、困ったら頼る先生が増えてくれてありがたいです。

内容は「泌尿器領域の外科的エマージェンシーへの緊急対処法」についてで、

ざっくり言えばオスなら腎臓から陰茎、メスなら腎臓から膣の手術が必要な時についてのお勉強でした。

 

まだまだ自分の知らない世界があったのでワクワクしました。

超音波技術の進歩や動物用フードの変化によって、

泌尿器疾患も発見することが多くなったように感じられます。

 

透析や腎移植は値段や倫理的問題も含めて難しいところもあるため、

なるべく早期発見、早期治療を目指します。

(藤原先生の病院では透析も可能なため、希望の飼い主様には紹介することもあるかもです。)

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

急に元気と食欲がなくなったレオちゃん

先日、急に2、3日元気と食欲がなくなって、なんだかフラフラしていると来院したのは

羊みたいなカットのトイプードルのレオちゃんです。

歩き方をみてみるとどうもフラフラというより、なんだか右後ろ足に違和感があるようでした。

触ってみると明らかに右後ろ足を伸ばすのを嫌がりました。

もっとよく周りまで触ってみると、左のお腹のあたりが広い範囲で硬く腫れています。

そこでレントゲン検査とエコー検査を行ってみることにしました。

 

すると

 

腫れている部分の中心にはっきりと写る異物があります。

エコーでよく見てみると、この異物の周りに液体が溜まっていて、

それはお腹の中ではなく腹壁と皮膚の間であるようでした。

また、血液検査でもかなり激しい炎症が起こっていることがわかりました。

 

異物が金属様で硬そうで腹壁に穴を開けかねないこと、炎症が強く本人の状態が悪いことなどから即日手術となりました。

まずは異物の方にアプローチしてみると、筋間の膿瘍の中から針金(結束バンド?)のようなものが出てきました。

念のため、お腹も開いて確認してみると、

ちょうど膿瘍ができていた部分の反対側に小腸が癒着していました。

かなり怪しいので剥がしてみると

小腸に穴が開いて、膿瘍とつながっていました。

異物はなんとお腹の中から外に飛び出してきたもののようです!

最終的に小腸の一部切除と腹壁瘻管の切除・閉鎖、膿瘍の洗浄を実施しました。

 

術後は順調に元気に回復してくれました!

もう食べないでね!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

福岡フォーラムセミナーに行ってきました。

こんばんは。

獣医師の中尾です。

 

先日日本臨床獣医学フォーラムの福岡セミナーに参加してきました。

今回のテーマは、犬の血管肉腫でした。

 

血管肉腫は血管の細胞ががん化したものです。

わんちゃんに多く、多くが脾臓で発生します。

肝臓やお腹の中、心臓、その他もろもろに転移していくのはもちろんですが、

かたまりが破れることで急性出血を起こすことがあるため注意です。(急にぐったりする、意識低下など)

慢性的にじわじわ出血することもあります。

 

なかなか症状が出ることも少ないこともあり、

見つけた時にはかなり大きくなってしまっていることが多い気がします。

急変することもあるため、特にシニアの子達は、

血液検査はもちろんお腹の超音波検査を含めた健康診断を実施した方が良いかもしれません。

 

 

余談ですが

自分も健康診断に行かないといけないため、ドキドキしています。

食生活がだらしないので・・・笑

 

福岡動物メディカルパーク  リヴ動物病院

去勢手術をしたゼンちゃん

手術報告 2019.11.06 UP DATE.

先日、去勢手術をしたゼンちゃんです

大きなお耳と真っ黒なお鼻、ちょっと落ち着かない雰囲気も愛しいです。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

お尻が気になるノエルちゃん

昨日から急にウンチを床に擦りつけたり、しきりにお尻を舐めたりしていると来院したのは、

サイベリアンみたいな立派な毛並みのノエルちゃんです。

毛並みも立派ですが体も立派で、太り気味でした。

お尻が痛いのかやや元気がないそうで、

下痢でもしてお尻が気持ち悪いのかと思いましたが、

うんち・おしっこに問題はなさそうとのことでした。

 

実際にお尻を見てみると

写真は軽い洗浄後ですが、うんちですっかりかぶれてしまっていました。

身体検査に加えてエコー検査、直腸検査を実施しましたが、少し肛門腺液が溜まっていた以外に著変はありませんでした。

 

以上のことから、今回のトラブルは毛足の長さと肥満によって、

」お尻が不衛生になってしまったことが発端ではないかと推測されました。

そこで、まず病院で綺麗にお尻周りの毛刈りと洗浄を行い、自宅でお尻周りのかぶれの治療を実施し、

さらに並行してダイエットを頑張ることになりました。

 

ダイエットは動物病院と飼い主さんが協力して一緒に頑張ることが成功の秘訣だったりします。

ダイエット頑張っていきましょうね!

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

去勢手術をした皇平ちゃん

手術報告 2019.11.02 UP DATE.

先日、去勢手術をした皇平ちゃんです。

まだあどけない子猫の皇平ちゃん。 やんちゃそうなまあるいお目々です。

当院にご依頼いただきありがとうございました。
ご信頼に応え、無事に手術は終わっております。

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

肛門の周りが腫れたペコちゃん

皆さんこんにちは。

獣医師の中尾です。

最近肌寒くなってきて、窓を開けるのをやめました。

季節の変わり目なので、飼い主様もわんちゃん、ねこちゃんも、

体調崩さないように気をつけてください。

 

 

ドッグトレーニングから2週間ぶりにお家に帰ってくると、

肛門の周りが腫れているとのことで来院したペコちゃん。

 

お尻を気にしてなめているとのことでした。

見て見ると・・・

赤丸のところが肛門で、ピンク丸が腫れている部分です。

膿が出てきているのがわかります。

これではまだ見づらいので毛刈りをしました。

ピンク丸のところに穴(瘻孔)ができています。

また左下付近が青紫色に見えるため、内出血もあるかもです。

写真ではわかりませんが、触ってみるとコリっとした硬さ(硬結感)がありました。

 

場所と症状、そして穴から膿が出ているため右側肛門線破裂と診断しました。

肛門線についてはこちらのブログに載せているため見てください。

お尻を1週間ひきずって歩くわんこ

これが実際に絞った肛門線です。

右が右の肛門線、左が左の肛門線です。

粘土状で、流動性が少ない肛門線がでました。

白色の部分が混ざっているため、炎症が起こっていると考えられました。

 

実際に顕微鏡で見て見ると・・・(簡易染色、Diff-Quick)

たくさんの炎症細胞がとれてきました。

以上より、

肛門線貯留→肛門嚢炎(感染などが原因)→肛門線破裂→お尻の皮膚に穴形成

と考えられました。

 

洗浄実施し、抗菌薬と痛み止めを処方し、

治療終了としました。

 

10日後です。

穴(瘻)があったピンク丸で囲んでいるところは塞がってきました。

バリカンまけで気にしたのか、なめてしまったあとが

青矢印のところに見られます。

ただもうかさぶた(痂皮)ができているため、特に追加の治療はありません。

 

トリミングで絞ってもらっていない子は注意してくださいね!

お尻をこする、気にする子はすぐ相談してください。

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

腹部超音波セミナーに行ってきました!

皆さんこんばんは。

獣医師の中尾です。

 

台風19号が近づいてきました。

今回福岡は影響が少なそうですが、

県外に親族や友人などの大切な人がいらっしゃる方も多いと思われるため、

大きな被害が出ないことを祈ります。

 

先日超音波(エコー)セミナーにいってきました。

日本小動物医療センターの戸島先生による貴重なご講演でした。

学生時代にもお会いさせていただいたことがあるのですが、

その時と同様に、シンプルでとても分かりやすい内容でした。

 

近年超音波装置の技術が進歩し、

よりたくさんの臓器を、より詳細に検査することができるようになりました。

もちろん、超音波のみで全ての病気を見つけることはできません。

しかし、今までより情報量が増えることは良いことだと思います。

 

病気を早期に発見することで、健康寿命(高いQOLを維持できる期間)が延長し、

家族の方と一緒に過ごす時間が増える可能性があります。

また、発症する前から、予防的に経過をおっていくことで、

病気が発覚する時までに心の準備をする時間を持てること、

病気かもと疑うことで日常の観察力が鍛えられます。

 

健康と飼い主様が感じていても、

見えないところで徐々に病気の芽が育っているかもしれません。

私たち人も、人間ドッグや健康診断で異常が見つかることも少なくありません。

体調が悪化した時に検査より、そうなる前に検査の方が、

お互い素敵な時間を過ごせる可能性が高いと思います。

 

当院では気軽に超音波検査を実施しているため、

1年に1回の健康診断にいかがでしょうか??

 

福岡動物メディカルパーク リヴ動物病院

その他のお知らせ